世界の歌姫に花束を 71 ページ28
トンタッタ族の皆は専用の脱出口があり
彼らとは別の通路から
一度外へ出て、安全な場所まで非難した
「トンタッタ族の皆・・大丈夫かな?」
「・・・・大丈夫、きっと脱出できたはず
私たちは急いで戻りましょう!」
「えぇ、まずはこの地震を止めて貰わねば!」
3人で走って船まで戻ろうとした瞬間
オオォーン、と鳴き声が上空から響き渡る
「ギャーッ!!ドラゴン!」
「わさび!!迎えに来てくれたの!」
わさびが上空からバサッと降り立ち
私の腕の中に飛び込んできた
そして頭をすりすり、と撫でつける
「うおぉ、分かった、ごめんねって」
「オン!」
「はいはい、帰ったらいっぱいなでなでしよ!
・・・今は私たちを親父のところまで
連れて行ってくれる?」
「クゥン・・・」
「確かに3人は重いか・・・」
「あ、私骨だから軽いですよ?」
「す、すごい自虐ぅ・・・
・・・Aだけ先に行って!」
「うん、分かった!
2人とも、しばらくここにいて
地震が収まったら、船まで!」
「おっけー!!」
「頼みましたよー!!」
ウタちゃんの言葉に甘えて
私はわさびの背に乗り、上空へ飛び立つ
先に行って、親父を止めた方が
確かに被害は少なくて済む
わさびが飛んでいく先には
サウザンド・サニー号と、モビー
そして、なんと
「シャンクスさん達まで来てる・・!」
もう既に交戦は始まってる
とりあえず、シャンクスさんは後回し
「わさび!親父のところまで!」
「オン!!」
ビュォオオ、とわさびが風を切って
最速で親父とルフィ君が
交戦している砂浜まで飛んだ
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黒足と上空で交戦していると
視界の端に、わさびに乗ってるAを見つける
「ッA!!」
だが、わさびが最速で飛んでいるためか
Aに俺の声は届かなかった様子だ
彼女が向かう先には、親父と麦わらがいる
止めるつもりか!
「あっ、Aちゅわーーん!!」
黒足がAの方を向いた隙を突き
メリッと顔面に蹴りを喰らわせ
そのまま地上へと叩き落とした
「ぐおぉ!!」
「戦闘中によそ見は感心しねぇな、黒足」
黒足がしばらく動けないのを見届け
俺はエースの元へ降りる
「エース!Aを見つけた!」
「おっしゃ!了解!」
「あら、もう行っちゃうの?
つれないわねぇ」
「悪ぃな〜、また遊ぼうぜ!」
エースはニコ・ロビンたちと俺たちの間に
炎上網を広げ、一緒に船へと急いだ
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作者名:ロモォコ | 作成日時:2023年8月4日 23時