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世界の歌姫に花束を 69 ページ26

上空へ飛び立ち、Aたちを探す
無人島だと聞いていたが、島の中心には
廃墟となった街が存在していた

降り立とう、と高度を下げると
瞬時にアイツの気配が一気に近づいた



「来たな!鳥野郎!!!」


「邪魔するなよぃ!!黒足!」



彼の蹴りを防ぎつつ、攻撃を仕掛け続ける
すると、別の奴の気配が近づき



「三輪咲き!」


「ぐッ!?」



しまった、と思った瞬間には
翼の付け根に咲いた手に妨害され
島の浜辺に落とされてしまった



「ウフフ・・・」



落ちた先には
不敵な笑みを浮かべるニコ・ロビンと
たぬ・・・トナカイの船医者が居た



「あの写真を見て、少しは戦意が削がれたかしら?」


「・・・・お前か、あの写真を送ったのは・・」


「・・・・?ロビン、何を送ったんだ?」


「1番隊隊長さんが大事にしてる人の写真よ」


「へぇー」


「残念だが、余計に火ィ点けちまったよぃ」


「あら、残念ね」


「ぬおぉぉぉお!!てめぇ!!ロビンちゃんと
楽しくお喋りするなぁぁぁああ!!」



上から黒足の追撃が始まる
まずいな、3対1か
一番厄介なのはニコ・ロビン・・・
奴の視界にいる限りは、また捕まっちまう

彼らから一定の距離を置いて
どうしたものか、考えていると



「マルコーーーー!!!」


「エース!」



どこからともなく、エースが吹っ飛んで来た
彼は俺の前に降り立つと、ニッと笑みを浮かべ



「ハナハナの実の能力者がいるだろ!?
俺に任せとけ!」


「助かるよぃ、だが炭にするなよ?
俺がAに嫌われる」


「へーへー、Aは見つかったか?」


「まだだ・・・出来れば・・・
黒足も足止めしてくれると助かるんだがよぃ」


「えー、無理」


「・・・・だよなぁ、援軍は?」


「今、赤髪たちの相手してるから、無理!」



赤髪まで来たのか、と面倒くさがっていると
黒足の追撃が始まった



「赤髪のシャンクスまで来ちまったのか!」


「ウタは好きにしろ
大人しくAだけを返してくれれば
俺たちは何もせず引く」


「そりゃ、無理な話だ!!」



ビリ、ビリと互いの脚に纏わせた
覇気同士がぶつかる



「どうしてだ、お前ら・・・
狙いはウタで、Aではないはずだ」


「・・・ウチの船長が仲間に欲しがってる
そうなったら、俺たちには止められないからな

それに・・・・!!!

俺が可憐なレディ大歓迎だからだぁあああ!!」



コイツ!!邪な心すぎる!!!!絶対駄目だよぃ!!!!

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作者名:ロモォコ | 作成日時:2023年8月4日 23時

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