世界の歌姫に花束を 67 ページ24
体に対しては尻尾が大きい小人さんたちは
私の周りを囲んで、何やら盛り上がっている
「可愛い小人さん〜!!!」
「トンタッタ族れす!」
「は、初めて、会った!!
か、可愛いっ・・・!?」
「さっき攻撃してきたのは
貴方たちでしたか・・・」
彼らの純真無垢な様子から
私たちも警戒を解いた
「その説は本当に申し訳ないれす!
でも、うたひめさまが、狙われていると思って・・」
「う、歌姫様って、照れる〜」
「うたひめさまれす!」
「この島の誇り!」
「歌ってほしいれす〜!」
「うーん・・・」
ちらっとA達の様子を伺う
すると彼らは笑みを浮かべて
大きな丸をつくってくれた
「もちろん!」
「やったれす〜!」
「僕らの家へどうぞ!うたひめさまのお友達も!」
「わーい」
「小人さんのお家初めて!ヨホホ!
私大きいですけど、入りますか?」
「大丈夫れす!元々、人間さんとの交流の上で
作られた家れすので!」
「良かった〜!ヨホホホ!!」
私たちはトンタッタ族の人達に導かれて
彼らのお家にお邪魔することになった
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正直、いつもなら船番大歓迎だ
だけどぉ!!!
「ぎゃああああああ!!?
お、追いつかれた〜!!!?」
今回ばかりは無人島へ乗り込む方が
マシだったと思う程に
目の前に立ちはだかる鯨の船は大きかった
「おぉ、さすがじゃな、完敗だ!」
「ジンベエ!!!諦めないでよぉ〜〜!」
「乗り込んでくるぞ!」
瞬間、鯨の船から白ひげや
他何人かの船員が乗り込んできて
あっという間に、俺たち全員の首元には
鋭利な刃物や、銃口が突き付けられた
ナミと俺は真っ先に両手を挙げ
ゾロは動かず、ただじっとしていた
ジンベエは剣先を突き付けられつつも
白ひげに対して親しげに話しかける
「おやっさん!久しぶりじゃのう!」
「おう、ジンベエ・・・
俺の娘と、赤髪の娘はどこにいる?」
「この船にはおらんよ、無人島の中心へ
調査をしに行っておる」
「・・・・マルコ!」
白ひげが本船に残っていた不死鳥マルコに
合図を送ると、彼は不死鳥へと姿を変えて
無人島の中心へ向かっていった
「で、肝心の麦わらは?」
「それがのう、朝風呂場で溺れてしまったんじゃ」
「ジンベエ!あんまりペラペラ話すな!
船長の面子が台無しだ!」
「す、すまん」
「グラララ!回復はしてるみたいだな?」
「えっ?」
俺たちは白ひげの言ってる意味が分からないでいると
寝室から、ルフィが飛び出してきた
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作者名：ロモォコ | 作成日時：2023年8月4日 23時
