世界の歌姫に花束を 44 ページ1
最近、この海賊団に入って来た
赤髪海賊団の音楽家ウタを
何とかして家に帰そう作戦を練り
実行に移したまでは、良かった
しかし、想定外の事件が起きてしまった
麦わら海賊団による、乱入だ
「やっべぇよ・・・」
「麦わら達にタイミングよく
ウタだけを連れて行ってもらうつもりが・・」
「・・・・Aまで連れてかれちまった!!」
「まずいぞ・・・
元を辿れば、俺たちがゾンビの振りして
Aたちを騙して、脅かしたのが原因・・」
親父たちに、何て報告すればいいと
1番隊がゾンビの化粧のまま
全員で輪になり、ジャングルの中で
うーん、と悩んでいると
「やっぱり、お前らだったのか」
「っ!!!?
エ、エース隊長ォ!?」
「道理で、俺の技の避け方
どっかで見たことあると思ったんだよ」
「その前に服着ろ!!!」
密林から少し焦げた匂いを纏って
出てきたのは全裸のエース隊長
「オラァ!俺のサッシュです!どうぞ!」
「ありがてぇ」
エース隊長は、バシッと
放り投げられたサッシュを受け取り
腰回りにしっかりと巻いて
話しの本題に切り込んだ
「で、1番隊〜?
詳しい話聞かせろ〜?」
「うっ・・・・・」
俺たちは言い逃れも出来ず
それどころではない状況だったので
包み隠さず、白状した
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部屋の中で航海士と共に
話しながら、地図を作図していると
バァンといきなり扉が開かれた
扉を開けたのは、ビスタで
彼らしからぬ、息の荒げようだった
尋常ではない汗の量に
俺は、嫌な予感を察知した
「た、大変だ・・マルコ・・・!!」
「な、なんだよぃ・・・
・・・ッまさか・・・・・・!!
Aに何かあったのか!?」
「・・・・ッ・・・」
彼は、俺から目線を逸らす
一気に血の気が引いて
俺はビスタに詰め寄った
「何とか言えよぃ!」
「・・・麦わら海賊団の船に
乗っちまったらしく・・・
そのまま、彼らごと空に・・・!!」
「麦わら!?空に!?」
情報量多すぎだよぃ!!
何で麦わら達が!!
いつの間に上陸していた!?
空にってどういう事なんだよぃいいい!!
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ゴォォォ、と船が猛スピードで
海へと落ちていく中、
私は何とか、船の柵に掴まって
飛ばされないように耐える
やばい、ウタちゃんは・・!
突風の中、彼女を確認すると
ルフィ君がしっかり抱きしめて
飛ばされないように守っていた
よし!!!ならばやることは一つ!!
全力で自分の身を守る!!!!!
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作者名：ロモォコ | 作成日時：2023年8月4日 23時
