ちびマルコ2 ページ6
小さくなったマルコさんと
朝食を終えたら
ジョズさんと一緒に
親父のところに向かって行った
「可愛い〜ちっちゃいマルコ隊長」
「まだ反抗期手前のマルコだな」
「いつか反抗期来ちゃうんですか・・」
「来ちゃうぜ〜、男ってのは
そういう生きモンだ」
サッチさんたちを中心に
白ひげ海賊団から
長くいる人は懐かしそうに語る
その話を作業しながら聞く
「でも、なんで
14歳のマルコがここにいるんだ?」
「おっさんマルコは
どこに行ったんだろうなァ」
「・・・確かに・・
新世界の現象でも聞いたことが
ありませんし・・・」
「ン・・・待てよ?」
その時ビスタさんが
う〜ん、と腕を組んで
何かを思い出そうとする
「何か・・・忘れてるような・・」
と、丁度その時
衝動の扉が開いて
マルコさんとジョズさんが帰ってきた
「おう、親父はなんて?」
「しばらく様子見だってよ
世話してやれってさ」
「へっ、はっはっはっは!
そりゃ傑作だ!
マルコ、おねしょしたら教えろよ?」
「てめぇくたばっちまえよぃ」
「ヒュウ、反抗期だなァ」
サッチさんは日ごろの鬱憤を
晴らすためと言わんばかりに
マルコさんを弄り回した
可愛いな・・・
青年期マルコしゃん・・
背丈は私より少し高いくらいだけど
雰囲気が可愛いすぎる・・っ・・
尊いな、可愛いな、と
見つめていたら
マルコさんが私の視線に気が付いて
こっちを見た
目が合った、と思ったら
すぐに彼に顔を逸らされてしまった
「ん?お?どうしたマルコ?」
「な、なんでもねぇよぃっ」
「顔真っ赤だぞ〜」
「ううううるせぇ!」
その様子を見て
私も胸がきゅうぅぅ、と苦しくなって
顔を逸らして胸を抑えた
しかし逸らした先にナースさんがいて
私の様子を見られていたようだった
「ふぅ〜〜〜ん?へぇ〜〜〜ん?」
「な、何スか・・・」
「年下でも惹かれるモンなのねって
思ってサ〜〜〜・・・?」
「かかか、勘弁してくださいっス」
「さてさて、仕事に行かなくっちゃと
お疲れバカップル〜〜」
「ナ、ナースさぁん」
ナースさんのその一言で
周りにいた人たちも
あぁ・・・と呆れたように納得して
「お熱いことで!」
「そこは変化なしかー
愛の力だなぁ・・・」
「さ、俺たちも仕事仕事」
「う、うぐぅ・・・」
何も言い返せず
いたたまれなくなって
そのまま作業を続けた
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作者名：ロモォコ | 作成日時：2021年12月23日 1時
