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ちびマルコ23 ページ27

残った私とハルタさんは
二人で海賊の根城に向かう


「来てるのは5番隊と3番隊
Aが船長を封じ込めたなら
もう戦闘も終わってると思う」


「ビスタさんとジョズさんが・・」


「フフ、二人とも
マルコが危ないって聞いたら
殺気出して一目散に向かうんだもん

親父も止めるなってさ」


ハルタさんの言葉にあぁ、と納得した
3人は見習い時代
仲が良かったと聞いている


「そりゃカンカンですね」


「殺してないといいなぁ
その船長、生きて海軍に手渡せば
賞金額が3億くらい跳ね上がるんだ」


「んなっ!?
重要人物だったりするんですか・・?」


というか海軍って今そんなに
お金持ってないよなぁ、と
心配になってしまった
どこからそのお金は来るんだろう


「いいや、悪魔の実が
すっごい貴重らしいからだと思う」


「ソラソラの実ってやつですね」


「そうそう・・・
って、なんで知ってるの?」


「船長を脅して聞き出しました」


ハルタさんはそれを聞くと
はぁ〜とため息をついた
な、なんだよう


「逞しくなっちゃってさぁ・・
誰の影響でしょうね」


「だ、だってー」


私が脅した船長のことで
愚痴を聞いてもらってるうちに
根城に着いて、大広間にたどり着いた



----------------


消毒液の匂いと、文字を書く音で
ふっと目を覚ました
ここは、船の医務室の
ベッドの上のようだ

瞬時に今までのことを思い出して
バッと起き上がり
ベッドを区切るカーテンを開けた


「わっ、びっくりしたぁ〜」


「アイツは!?」


そこにいたのはナースで
とんとん、と書類を整理しながら
答えてくれた


「Aなら、隊長よりも元気!
今は報告しに行ってるよ」


「・・・そうか」


その事実に、心底ほっと安堵した
良かった・・本当に、良かった


「ほら、まだ寝てて
輸血中は安静に」


ナースにベッドで
寝ているように急かされ
大人しく自分の寝ていたベッドに戻る
輸血中か、そういえば
自分の腕に点滴がされていた


「お腹空いてる?」


「あんまり空いてねぇよぃ」


「りょうかーい
ちょっと待っててねぇ」


ナースは仕切りのカーテンを
シャッとしめて
医務室から出て行った

力が少し戻っていたので
ボボ、と青い炎を
怪我した箇所に出し、治していく

完治したところで包帯を取り
輸血も、もう必要ないだろうと思って
栓を止めて、ぶちっと腕から取り外す

その時、部屋の扉が開く音が聞こえた

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作者名:ロモォコ | 作成日時:2021年12月23日 1時

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