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色んなBOXシリーズ〜お題が変化していく部屋〜5 ページ2

恥ずかしさと、触られている感覚で
朦朧とする中
はっとあることに気が付いて
私は大声でマルコさんを制した


「ま、待った!!!」


「ン、なんだよぃ・・・」


「む、胸を揉むって・・・
マルコさんの胸を揉んでも
回数には入るんじゃ・・!!?」


「く、くだらねぇことをっ」


マルコさんはそうは言いつつも
ちらっとお題が書かれた方を見る
私は食い気味で
そのお題の方を見た
すると、書かれた文字の下に
うっすらと文字が浮かび上がる

"ありよりのあり"

そして私の縄がするりと解けて
彼の体に
丈夫そうな白い鎖が巻き付いた


「よしっ!!」


「ぐ・・・っ・・ふざけんなよぃ!」


「むふふ、優しくしてあげますよって
えーっとあと38回・・・」


形勢逆転だぜぇぇ!!!
服を着直しながら
マルコさんの膝の上から一度降りて
ベッドの上で
不貞腐れたような表情をする
マルコさんの頬を両手で包んだ
そしてにまにまと、笑いながら
彼の胸板に手を移動させた


「では・・・失礼しますね」


「くぅっ・・・!!
この部屋出たら覚えてろぃ・・!」


「ふふふ・・・じゃあこの時間を
楽しまないとですね・・」


もみもみ、と彼の胸板を揉む
な、なんか意外な感触・・・!!
もっと硬いと思ってた・・


「マルコさんの胸、意外と
柔らかいですね・・・」


「Aには負けちまうよぃ」


「・・・セクハラだ・・」


「何言ってんだよぃ
事実を言ったまでだ」


胸を揉まれながらも
彼は余裕たっぷりで
大人しく胸を揉まれてくれた
く、くそう・・・
結構長い間付き合ってるけど・・
マルコさんの弱みが
中々見つからない・・・
脇をくすぐってもいまいちだったし


「フフフッ、何怖い顔してるんだ?」


「ん〜・・・・・・
マルコさんの弱みが・・
見つからないなって」


「弱み?
・・・あ〜、なるほど・・
自分ばっかり感じちゃうもんなァ」


ぼっと顔が赤くなって
それを誤魔化そうとして
ばしっとマルコさんの頭を叩いた


「はははっ!!」


「う、嬉しそうにしないでください!」


そんな雑談をしながら
マルコさんの胸を揉んでると
ガチャン、と部屋の鍵が
開いたような音がして
マルコさんを拘束していた鎖も
しゅるん、と部屋の床に落ちて
そのまま消えていった


「つ、次こそは・・・!」


「出られるといいねぃ」


「呑気ですねっ!もう!」


さすがに3回も変化するなんて、と
思いながら扉を開こうと
手で押したが


開かなかった

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作者名:ロモォコ | 作成日時:2021年12月23日 1時

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