潜入捜査 1 ページ10
マントを被ったまま
わさびに乗って、海軍本部の
彼の部屋の窓をコンコン、と叩く
今は夜中だし
見張りの位置も
彼から事前に教えられていたので
騒がれることなく侵入できた
窓をたたいた後、すぐに
彼が窓を開けて
小声で入って、と促した
「ありがとね、疲れたでしょ?」
「ううん、大丈夫・・・」
彼の部屋には、きっちりと
スーツを着こなし
眼鏡をきりっと身に着けている
シャルリアさんがいた
「マントは預かるわ」
「あ、ありがとうございます・・
シャルリアさん、髪の毛切りましたね!」
「あ、そ、そうなの・・・
似合うかしら・・・?」
栗色の髪の毛は長くてきれいだったけど
ショートになった彼女も
綺麗だ、と伝えた
「電々虫で伝えた通りだけど
早速詳しい作戦を話すよ」
「おっけー、お願いします」
3人で机を囲んで
席についた
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時は遡って、3日前
プルプル、と白ひげ海賊団宛ての
電々虫が鳴って
それを伝達の役割に充てられていた
ラクヨウさんがとったところから
話は始まった
『おう、誰だ?』
「あ、お久しぶりです
俺です、Aですよ」
『A・・・?』
一瞬ラクヨウさんは
俺を疑ったが
白ひげ海賊団の内部の
電々虫にかけることができるのは
身内から小型の電々虫を
渡された者だけ、と考えると
彼は合点がいって
久しぶりだなぁ、と返してくれた
『なんだよ、急に
姉ちゃんに会いてぇってか?』
「まぁ、そんな感じです
とはいっても、一つ仕事を
引き受けてもらいたくてですね・・」
『仕事?どんな?
内容によっちゃ、俺達が許さねぇぜ』
「そんなに危険なことは
姉さんにはさせれませんよ・・
ちょっとした潜入捜査です」
『潜入捜査、ね』
ラクヨウさんに、その仕事の内容を
簡潔に説明すると
少し心配そうにはしてくれたが
一応、Aに話は通してやろう
ということで、Aに代わってくれた
『もしもし、久しぶりだね』
「あ、う、うん」
久しぶりの姉の声に
なんだか緊張してしまう
気を取り直して
俺はAに捜査の内容を
包み隠さず伝えた
この通信環境は
元より白ひげ海賊団のものだから
他の海軍から聞かれることはない
「実は今、海軍本部の方で
学校が始まってるんだ
初めは順調だったけど
中には利口な悪ガキがいてさ
怪しい薬やってる生徒がいるわけよ」
『治安悪っ!
もしかして私にその犯人の
生徒たちを捕まえろってこと?』
さすが、勘がいいよな
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ロモォコ - まなかさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです〜!!これからもよろしくお願い致します!! (2021年11月10日 14時) (
レス) @page42 id: f9fe79d7b3 (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - めちゃくちゃ文字打ったら短い文章にしろと言われ、、泣 最初から読みました！大好きです！！更新楽しみにしてます！！(こんなんじゃ言いたい事足りない泣) (2021年11月9日 19時) (レス) @page42 id: 3d8bc76236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロモォコ | 作成日時：2021年9月26日 2時
