潜入捜査 14 ページ23
早く、犯人来てくれ〜〜と
心の中で祈りながら待つが
クロコダイルさんの
セクハラは止まらない
「夜の不死鳥は
しつこいんだろうなァ〜」
「そ、そんなこと」
ない、と言い切れない・・・
その顔色が正直に出てしまったようで
察しの良い彼は笑いながら
「あと1回が、3回くらいあるんだろ?」
「な、な!?なぜ知ってるんですか!?」
「ハーッハッハッハ!!いいこと聞いた!」
「覗いてるんですか!!?変態!!」
「あぁ"?いいか、俺はお前らみたいな
もう既に出来上がってる関係より
両片思いみたいな関係の奴ら見るのが
好きなんだよ・・・
勘違いするなよ」
「いやその発言も結構・・・
・・・待てよ、まさか・・
理事長になったのはそういうこと!?」
「欲望に忠実で悪いか」
「いや普通に気持ち悪いですよ
やめたげてください
覗かれてる子たちが可哀想」
「バレなきゃ支障はねぇ
それにちょっかい出してない
見守ることの何が悪ぃんだ!?」
「うわキレるな元七武海!!」
ぎゃあぎゃあと言い争いをしていると
牢屋の向こう側の扉がギィィ、と開く
そして入ってきたのは
私が追いかけていた、あのマントの男
「あ!!」
「アイツ・・・!」
マントの男は仮面を外して
私たちの方を見て
ニヤリ、と微笑んだ
「牢屋の居心地はどうかな?
元七武海のサー・クロコダイル
そして・・・
異世界人・・・」
「この牢屋はシャワーもねぇのか
居心地最悪だ」
「悪いな、何しろ費用が足りないもので」
犯人は、男性だった
黒髪の短髪で、右の頬に大きな傷
彼はマントを脱いで机に置き
薬品と器具を持って
何やら怪しい薬を調合し始めた
「だが有難いことに
学生のおかげで、金も溜まってきてね・・・
ここから脱走できる程には溜まった」
「貴方は一体、何が目的なの?」
彼は微笑んで、牢屋に近づいてきて
「俺も、元の世界に戻りたいんだ
まだ幼い娘と妻が待っていてね・・・
だから、早く、帰りたいんだ」
彼の手の中に握られていた薬品が
床にパシャン、と零れて
そこから煙がどんどん出てきた
これ、吸ったらやばい!
「クロコダイルさん、布で顔を!」
「わかってる」
私もすぐに顔を袖で覆って
煙を吸わないようにしたが
なぜか、煙は牢屋の中にしか広がらない
よく床を見てみると
なるほど、牢屋の床と、外側の床に
少し隙間がある
風がここからきてるのか・・
推理している間に、犯人はマントを着て
荷物を持ちだし
再び、逃げて行ってしまった
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ロモォコ - まなかさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです〜!!これからもよろしくお願い致します!! (2021年11月10日 14時) (
レス) @page42 id: f9fe79d7b3 (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - めちゃくちゃ文字打ったら短い文章にしろと言われ、、泣 最初から読みました！大好きです！！更新楽しみにしてます！！(こんなんじゃ言いたい事足りない泣) (2021年11月9日 19時) (レス) @page42 id: 3d8bc76236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロモォコ | 作成日時：2021年9月26日 2時
