潜入捜査 7 ページ16
キーンコーンカーンコーン、と
学校ならではの鐘が鳴って
4限目が終わり、うーんと伸びをする
さて、売店にでも行って
お昼ご飯買いに行こうっと
「キャロルちゃんっ
お弁当とかって、持ってきてる?」
「あ、丁度いいところに
実はお弁当用意してなくてさ・・
マルガリータちゃん
売店の場所教えてもらえるかな?」
「ま、ま、任せてね!!」
彼女は嬉しそうに
手作りのお弁当を持って
私の隣について
売店へと案内してくれた
案内された売店には
結構な人数がいて
なるほど、これは怪しい人がいるか
探しにくい・・・
売店で適当にサンドイッチを買って
どうせなら外に出て食べようと
二人で学校の庭に出て
日陰で一緒に談笑しながら食べた
お昼ご飯を食べていると
忙しそうなAが
学校の前の通りを通り過ぎた
「・・・Aさん、カッコいいよね」
「ん、ごほん
そう、そうかな・・・」
「カッコいいよ・・・!!
それに優しいし、それにね・・!
・・・私たちのこと、すっごく
気にかけてくれるんだ・・・
この学校、ううん
海軍の憧れだよ!」
そう目を輝かせて
マルガリータは私に熱弁する
・・そうだよね、Aは
世界を救った英雄
みんなから愛されてることに
私は嬉しく思って、思わず頬が緩む
良かった、本当に
ほのぼの、とご飯を食べた後も
談笑をしていると
男子の怒号が上から聞こえた
「な、なにっ!!」
「・・・屋上だね
マルガリータはスモーカー先生を
呼んできてくれる?
私は様子を見てくる!」
「え、あ、危ないよ!!」
私は彼女にそう伝えて
すぐに屋上へと向かうため
階段を駆け上がった
出来るだけ気づかれないように
屋上の扉を開けて
外の様子を伺う
こっちからじゃ見えない
ってことは反対側
すぐに扉から出て
扉の陰からこっそり
反対側を見る
1人の男子に、6人の男子が
寄ってたかって
いじめてるように見える
「別の問題・・っぽいかな」
遠くてよく話し声が聞こえない
ん〜、とよく耳を澄ましてみる
「てめぇ、調子乗ってんのか!!」
「騙しやがって!!」
「ご、ごめんってば〜〜!!」
「ぜってー許さねぇ!!!」
あわわわ、よく分からないけど
早く助けないとやばそう・・!!
スモーカーさん早く来て〜!と
陰に隠れながら祈ってると
サラサラ、と砂が横を通り過ぎた
「っ!!」
砂は一人でに
6人の男子生徒を軽く振り払って
いじめられてた生徒を持ち上げて
助け出してくれた
「な、なんだぁ・・・?」
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ロモォコ - まなかさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです〜!!これからもよろしくお願い致します!! (2021年11月10日 14時) (
レス) @page42 id: f9fe79d7b3 (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - めちゃくちゃ文字打ったら短い文章にしろと言われ、、泣 最初から読みました！大好きです！！更新楽しみにしてます！！(こんなんじゃ言いたい事足りない泣) (2021年11月9日 19時) (レス) @page42 id: 3d8bc76236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロモォコ | 作成日時：2021年9月26日 2時
