潜入捜査 6 ページ15
潜入捜査、初日!!
私はこの学校に転入生、として
17歳くらいの生徒が通うクラスに
潜入した
Aと同じ顔をしているため
バレないように眼鏡と
髪の毛も三つ編みにして変装した
ちなみにこのクラスの担任は
「今日からてめぇらの仲間入りだ
仲良くしてやれ」
煙の人、スモーカー中将さまだ
やっぱり、こ、怖いな
さすがに今はタバコ吸ってないか・・
「挨拶しな」
「は、はい
キャロル、と申します
よろしくお願い致しますっ」
黒板で危うくAと書きそうになって
キャロル、と拙い文字で書いた
クラスのみんなはほとんどが良い子で
よろしくー、と明るい声をかけてくれた
「席はあそこだ」
「はい・・・」
最初から指定されていた通り
まず薬を買っていた生徒の隣に
私が座った
「よ、よろしくね」
「おう」
薬をやっているにしては
随分、落ち着いてるな・・
今は症状が出てないからかな・・
横目でバレないように観察しながら
朝のホームルームが終わった
作戦通り、彼に近づく
「ぎゃはははは!!
それでさぁ・・・!!」
無理、かな
うん、学校案内してーとか
言う作戦だったけど
こいつ、私のＤＮＡが言っている
こいつぁ陽キャだぜ!!、と
関わったら死ぬぜ!!、と
「ね、ねぇキャロルさん」
「なななな、こほん
なんでしょうか・・・?」
あっぶない
私は冷静沈着な生徒、という設定
話しかけてきてくれたのは
瞳が大きくて、金髪の
可愛らしい女の子
初めまして、と挨拶を交わして
その可愛らしい女の子は
マルガリータという少女だった
「あの、学校の道案内いるかな・・?」
彼女は恥ずかしそうに
目をバタバタと泳がせながら
聞いてきてくれたので
私はその様子に絆されながらも
お願いします、と答えた
「あ、じゃ、じゃあ
お昼休みに、どうでしょうか・・?」
「いいですね、ぜひ」
そう答えると女の子は
ぱぁぁっと明るくなって
次の授業が始まる前に
自分の席に戻っていった
私も用意していた本を準備しながら
少しクラス内を観察した
なるほど、女子が4人だけ
4人とも仲良しって訳じゃなさそうだな
それもそうか・・・
この学校は孤児を生徒に迎えて
教育してるって聞いたし
4人とも最初はどう接していいか
分からなかったんだろうなぁ・・・
そして、タイミング逃して
このままずるずる、と・・・
そう考えるとさっきの女の子
マルガリータちゃんは勇気出したよね
トン、と整えてから
入ってくる先生を待った
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ロモォコ - まなかさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです〜!!これからもよろしくお願い致します!! (2021年11月10日 14時) (
レス) @page42 id: f9fe79d7b3 (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - めちゃくちゃ文字打ったら短い文章にしろと言われ、、泣 最初から読みました！大好きです！！更新楽しみにしてます！！(こんなんじゃ言いたい事足りない泣) (2021年11月9日 19時) (レス) @page42 id: 3d8bc76236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロモォコ | 作成日時：2021年9月26日 2時
