第103話 ページ10
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ひとまず、何があったのか思い出してみよう。
スポーツ大会やった。
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初恋の人であるハルト先輩と再会。
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全校対抗リレーをして俺のクラスが見事優勝した。
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生徒会メンバーといじめに等しい水鉄砲合戦をした。
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最終ゲームである女子生徒が拳ほどの石をキヨとトントンに(正確には俺に)投げた。
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2人を庇って気絶。
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目が覚めたら医務室。←今ここ!
あー、思い出したわ。そりゃもうはっきりと。
…くっそ、あの女子生徒ぜってぇ許さねぇ。
女子生徒の顔を思い出して、拳を握っていると扉が開く音がした。
カーテンの向こう側にある気配は……これ、ドンさんかな？
そう思っていると、カーテンが開いた。
「あ、起きた？」
『今起きた』
「頭大丈夫？」
『何か言い方腹立つから殴らせろ』
握っていた拳をドンさんに向けると、自分も拳を握って合わせてきた。は？
『それはキヨにやらせよ。“感謝ｗ”って』
「いいね、それ」
2人で軽く笑う。
「今、他の皆はAが食らった石を投げた相手にどんな刑罰を与えるか、っていう議題で会議してるよ」
『そうか』
「俺はAの様子を見てこいって言われた。ちなみにその女子生徒の刑罰の候補として死刑とかくられ先生の実験体とかあと(ピーーー)とか(バキューン)とか、それから…」
『もういいです、十分です!!それ以上言ったらその子が可哀想!!』
あまりにも惨い刑罰の候補に、思わず止める。これは俺が殴った方が可愛いくらいのレベルだ。
「まぁ、最終的に決めるのはAだから、安心して」
『よかった、俺に権限があった』
ほっとする。女子生徒には優しい刑罰を与えよう。駅前のケーキ屋で売ってるフルーツタルト4個で許してやる。
「…で、真面目な話。頭痛くない？」
俺が横になっているベッドに腰掛けて聞いてくるドンさん。
『あぁ、大丈夫だ』
「……」
ドンさんは、何故か目を伏せた。
『…どうした？』
「いや、少ししんどそうな顔してたから心配で」
『え嘘』
慌てて自分の顔を触る。
「…話ぐらい、聞くよ？」
『……わかってる』
ちゃんと話す。皆の前で、必ず。
「ふふっ、いつか絶対話すこと」
ドンさんの大きな手が、俺の頭に触れて左右に動く。
壊れ物を扱うかのような優しい撫で方に、少しくすぐったいと感じながらもされるがままにする。
「変わったね」
『何が』
「んー、態度？」
『…うっせ悪いか』
「べつに？嬉しいなって」
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名月(プロフ) - 紫さん» ありがとうございます！心の励みになります！(登録しました。) (2020年4月3日 7時) (
レス) id: f9f0c292b9 (このIDを非表示/違反報告)
紫 - 名月さん» お、おも、面白すぎるッ、神様ッ続きも頑張ってください(≧▽≦)喧嘩が強い女子は好きよ、、、 (2020年3月31日 17時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
名月 - らぁと。さん» あ、どうも！見に来てくれたんですね、嬉しいっス！！ (2020年3月3日 14時) (レス) id: 49ea14ed6e (このIDを非表示/違反報告)
らぁと。(プロフ) - どもです見に来ました((((誰おま (2020年3月2日 13時) (レス) id: b5de02ae24 (このIDを非表示/違反報告)
名月 - 黒猫さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年2月23日 22時) (レス) id: 49ea14ed6e (このIDを非表示/違反報告)
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