第101話 ページ8
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撃ち合いながら俺はアゲハの背中に飛び乗る。
そして、高くジャンプした。
「…ハッ。空中戦は上手く身動きできないぞ…!!」
レトルトがそう言いながら俺に狙いを定める。この場にいるアゲハ以外の奴らもだ。
確かに、空中戦は得策ではない。寧ろ負ける確率が高くなる戦法だ。
けど、
『…フッ』
俺には、考えがあった。
まぁ考えなしにこんなことをするバカはいないと思うが。
「「「「「「「「食らえッッ!!!!!!!!」」」」」」」」
全員の攻撃が、俺に向かってきた時。
バサッ！
首にかけていた大きめのタオルを取って、広げる。
「なっ!!？」
こうすれば彼らの目から一時的に免れることができる。
そして何よりも、彼らに一瞬の隙ができるッ!!!
「――貰った」
アゲハがニヤリと笑うのを感じた。
俺は俺の代わりに攻撃を受けたタオルを取って地上に着地。
既に数人がアゲハによって濡れていた。
残る奴らは…!!
『くっ!!!』
ゾムの攻撃をギリギリで躱し、こちらも水鉄砲を構える。
直後。
「きゃっ」
アゲハの小さな悲鳴が聞こえた。
『!!』
まさか…!
嫌な予感がして、ゾムに向かって反撃を与えないほどの攻撃を食らわす。
濡れたのをしっかりと確認してから、振り返った。
そこには、濡れているアゲハがいた。
『アゲハ!!』
駆け寄る際も、攻撃が当たらないように避けることを忘れない。
「あはは…ガッチさんにやられちゃった」
ペロッと舌を出したアゲハにさっき使ったタオルを被せ、アゲハを濡らしたであろう男の姿を探す。
――見つけた!!
キヨとハイタッチしている奴の姿を見つけ、容赦無くそこに攻撃をする。
その攻撃はガッチさんに届いたが、間一髪でキヨは避けてしまった。
『…ちっ』
アゲハのおかげで半分がアウトになった。
残りは、キヨとトントン。
どちらも長身の上にとてつもない運動神経を持っているという厄介な奴らだ。
「各チーム1人ずつになってしまいました!!果たして誰が勝ち残るのか!!？」
放送係の声が聞こえるが、クソほどどうでもいい。
今は、こいつらを抹殺する!!
「ッ…これ、水鉄砲合戦だよな…？殺し合いとかじゃないよな…？」
「そ、そのはずや…。けど、殺意がマジで怖すぎる…」
キヨとトントンが震えた声でそう言った。
と、視界の端に1人の女子生徒が見えた。
あれは…アイツの手に持っている物は…？
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名月(プロフ) - 紫さん» ありがとうございます！心の励みになります！(登録しました。) (2020年4月3日 7時) (
レス) id: f9f0c292b9 (このIDを非表示/違反報告)
紫 - 名月さん» お、おも、面白すぎるッ、神様ッ続きも頑張ってください(≧▽≦)喧嘩が強い女子は好きよ、、、 (2020年3月31日 17時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
名月 - らぁと。さん» あ、どうも！見に来てくれたんですね、嬉しいっス！！ (2020年3月3日 14時) (レス) id: 49ea14ed6e (このIDを非表示/違反報告)
らぁと。(プロフ) - どもです見に来ました((((誰おま (2020年3月2日 13時) (レス) id: b5de02ae24 (このIDを非表示/違反報告)
名月 - 黒猫さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年2月23日 22時) (レス) id: 49ea14ed6e (このIDを非表示/違反報告)
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