第135話 ページ42
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「…何言うてるん？暑くて頭イカれたんか？」
なかなか刺さることを言ってくるチーノ。え、酷すぎない？
しかし、俺の質問に答えるのに僅かな間があることを聞き逃さなかったので、ある程度予想は合っていそうだ。いやぁ、ほぼ勘で言ったもんだから間違ってたらめちゃくちゃ恥ずかしかっただろうなぁ。合っててよかったよかった(汗)
『まぁ、頭はイカれてるって自覚はあるから否定はしないけど…もう隠さなくていいぞ？見苦しいから』
「……」
…あれ、おかしいな。
思ったよりも反応の薄いチーノを見て首をかしげる。これは俺の予想と大きく外れているわ。もう少し殺意を持たれたり、警戒心剥き出しにするかと思ってたんだが…。
そう思っていると、チーノの肩からフッと力が抜けたような気がした。
何だよ、ある程度の警戒はしてたんじゃん。俺を困らせるなよ。
「…あかん、もう誤魔化し利かなそうやから降参するわ…」
『うんうん、賢明な判断だと思うよ』
諦めたように両手を挙げたチーノに称賛の拍手を贈る。
「バレたから単刀直入に言うけどな、俺、お前を警戒してたんや」
『うんうん』
当たり前だよね、そりゃ。
こんな変な奴があのカリスマ性溢れる生徒会の中にいるんだから。あ、でもあいつらも俺に負けないぐらい変だよな。そこは忘れないようにしよう。
「グルッペンさん達を誑かしとる悪い奴なんじゃないのか、とか。グルッペンさん達に色目使っとるんやないやろか、とか。まぁ、そんな感じや」
『うんうん』
色目はねぇな。そんなことできる自信ないもん。
「最初はいつも通りに相手との距離を縮めて、相手の内側を探ろうと思ってたんやけど、」
『うんうん…ん？』
相手の内側を探ろうと……？
え、こいつエスパーかなんかか？
急に目の前のこいつが恐ろしくなった。
「…その、思ったよりもかわええし…色目使っとるようには見えへんし…でもちょくちょくある色っぽいところがまたたまらんくて(ry」
『』
何か語り始めたぞ、こいつ…。
普通にヤバイ奴だな。よし、距離取ろう。
語っているチーノの邪魔にならないようにそうっとその場から離れる。
が、腕を掴まれて強制的に戻された。
「なので一番最初にAに言ったことは嘘とかじゃなくて本当のことなんやで」
『さ、さようでございますか…』
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名月(プロフ) - 紫さん» ありがとうございます！心の励みになります！(登録しました。) (2020年4月3日 7時) (
レス) id: f9f0c292b9 (このIDを非表示/違反報告)
紫 - 名月さん» お、おも、面白すぎるッ、神様ッ続きも頑張ってください(≧▽≦)喧嘩が強い女子は好きよ、、、 (2020年3月31日 17時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
名月 - らぁと。さん» あ、どうも！見に来てくれたんですね、嬉しいっス！！ (2020年3月3日 14時) (レス) id: 49ea14ed6e (このIDを非表示/違反報告)
らぁと。(プロフ) - どもです見に来ました((((誰おま (2020年3月2日 13時) (レス) id: b5de02ae24 (このIDを非表示/違反報告)
名月 - 黒猫さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年2月23日 22時) (レス) id: 49ea14ed6e (このIDを非表示/違反報告)
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