第132話 ページ39
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うっわ、ナンパ？俺にナンパしてくるとか見る目ねぇな。
そこそこ顔の整っている男の人達を見て、素直にそう思う。あ、この人達も腹筋割れてる。
「俺達と一緒に泳ごー？おねーさん1人でしょ？」
茶髪の人がニコニコと笑って俺に手を差し出してくる。
そうか。この人達は俺がぼっちで海に来ている寂しい奴だと思って話し掛けてきたのか。
『すみません、私泳げないんです』
笑顔で嘘を言う。一応俺は泳げるけど、この人達とは泳ぎたくないな。
「えぇー？それじゃあ何か食べる？奢ってあげるよ」
『あ、本当ですか？一緒に行きます』←
奢ってもらえるのなら、喜んで一緒に行く。知らない人にはついて行っちゃダメだって俺は誰にも教えてもらってないから別にいいだろ。←
海で遊んでいる生徒会を一瞥して、男の人達について行く。
「お、マジー？おねーさん何食べるー？」
『かき氷が食べたいです』
「じゃああそこに行こっか」
『はい』
金髪の人がかき氷の屋台を指差して笑顔で言ってきたのでこちらも笑顔を返して返事をした。
「///」
うわチョロｗｗ
心の中で目の前の男を嘲笑う。
「な、何味が食べたい？」
そこへ黒髪の人が乱入してきた。
『そうですねぇ…ブルーハワイが食べたいです』
「よし、今買ってくるから待ってて」
と、黒髪の人が走ってかき氷を買いに行く。それに続いて競うように茶髪の人と金髪の人が走って行った。
しばらくして、3人の男の人達が戻ってきた。それぞれの手にはブルーハワイのかき氷が1個ずつ。え、俺3個も食べるの？
「「「はい、買ってきたよ!」」」
『あ、あの…1個で大丈夫ですよ…？』
差し出されたかき氷を見て苦笑いする。いや、流石に3個食べたら腹壊す。
「お前らそれ自分で食えよ!!俺はこの子と一緒に食うから!!」
「はぁ!？俺だってこの子と一緒に食べたい!!お前だけズルいぞ!!」
「お前ら!!俺が最初に買いに行ったんだぞ!!」
「だったら俺が一番最初にこの子に話し掛けたし!!」
「俺なんて笑顔を向けられたんだぞ!？絶対俺に気があるって!!」
などと喧嘩を始めた男達。うっわ。女をほっといて喧嘩とか。だから男って。
呆れながらも男達の喧嘩を眺める。
すると。
「おい」
『!』
ゾワッと身の毛が弥立つ。聞き覚えのある声だった。というかそんなことよりも殺気がとてつもない。殺気にある程度耐性のある俺でも、冷や汗が止まらないほどの強い殺気…。
喧嘩をしていた男達が黙り込み、俺は恐る恐る振り返った。
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名月(プロフ) - 紫さん» ありがとうございます！心の励みになります！(登録しました。) (2020年4月3日 7時) (
レス) id: f9f0c292b9 (このIDを非表示/違反報告)
紫 - 名月さん» お、おも、面白すぎるッ、神様ッ続きも頑張ってください(≧▽≦)喧嘩が強い女子は好きよ、、、 (2020年3月31日 17時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
名月 - らぁと。さん» あ、どうも！見に来てくれたんですね、嬉しいっス！！ (2020年3月3日 14時) (レス) id: 49ea14ed6e (このIDを非表示/違反報告)
らぁと。(プロフ) - どもです見に来ました((((誰おま (2020年3月2日 13時) (レス) id: b5de02ae24 (このIDを非表示/違反報告)
名月 - 黒猫さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年2月23日 22時) (レス) id: 49ea14ed6e (このIDを非表示/違反報告)
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