第115話 ページ22
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「ん？あぁ、そういえばまだAには紹介してなかったな。あいつは…」
グルッペンが言いかけた時だった。
「どうもA!!1年4組のチーノです!!最近我々だにスカウトされました!!」
突然目の前に、さっきのグルグルメガネの人が現れ、手を握られる。その勢いの良さに軽く引いた。え、何。何この人。
『ど、どうも…』
警戒しつつ、チーノと言った彼に挨拶を返す。途端に、チーノの橙色の瞳がパァ…!!と効果音が付くほどキラキラと仕出した。
「やっぱり写真よりも実物の方が何百倍も可愛いっすわ!!声も本当に可愛い!!目覚まし用に録音してもええか!!？」
何 な ん こ の 人 。
あまりのキャラの濃さに絶句する。
「チーノ、Aちゃんが引いてるよ」
ヒラがため息を吐きながら目の前の危ない人に呼びかけた。
「あ、ごめんなさい!!俺としたことが興奮し過ぎちゃいました!!では、また!!」
ピューッと走って自分の席に戻っていくチーノ。まるで嵐のような人だった。
「…大丈夫か？」
グルッペンの慈悲に溢れた声が妙に俺の脳に木霊する。
あの人怖いよ。
『…だ、大丈夫じゃねぇかも』
「まぁ、初対面であれはないよね〜」
はい、と新しく紅茶の入ったグラスを渡してくれたヒラに感謝して、先程出会ったばかりのチーノをちらりと見る。すると、チーノと目が合った。チーノはニコリと微笑んで俺に手を振っている。さらにはそのチーノの姿を見たコネシマと、彼らの向かいに座っているぺーさんや鉄塔さんまでも手を振ってきた。
こちらからも何か反応が無ければ相手が可哀想なので少し小さめに手を振り返す。と、4人がなんとも幸せそうな笑顔になった。癒しかな？
「チーノはな、Aについての情報を調べて貰った奴だ。だからAの個人情報は全て知っているゾ」
『ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ』
あいつか情報に関して優秀な人材は…。
俺の個人情報を全て知っている、という事実に恐怖する。
「でも悪い奴じゃないめうよ？仲良うしたってな」
『…べつに仲良くしたくないなんて思ってねぇよ』
オスマンがマカロンを俺に渡しながら言ったので、視線を逸らしながらマカロンを受け取る。視線を逸らした理由は…その、オスマン先輩の困り笑顔があまりにも美しかったからである。
「ブフォーッ!!!チ、チーノおいコラ!!!これめんつゆやないかい!!!」
「あっｗはっｗはっｗはっｗ!!コネシマさん騙されましたね!!」
コネシマとチーノの仲良さげな声が聞こえた。
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名月(プロフ) - 紫さん» ありがとうございます！心の励みになります！(登録しました。) (2020年4月3日 7時) (
レス) id: f9f0c292b9 (このIDを非表示/違反報告)
紫 - 名月さん» お、おも、面白すぎるッ、神様ッ続きも頑張ってください(≧▽≦)喧嘩が強い女子は好きよ、、、 (2020年3月31日 17時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
名月 - らぁと。さん» あ、どうも！見に来てくれたんですね、嬉しいっス！！ (2020年3月3日 14時) (レス) id: 49ea14ed6e (このIDを非表示/違反報告)
らぁと。(プロフ) - どもです見に来ました((((誰おま (2020年3月2日 13時) (レス) id: b5de02ae24 (このIDを非表示/違反報告)
名月 - 黒猫さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年2月23日 22時) (レス) id: 49ea14ed6e (このIDを非表示/違反報告)
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