常識を知らない女子高生は我々だとヒジキ組に狙われている【d!】 (ページ41)

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特別編ーバレンタイン５ページ41

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『グルッペンー女子にチョコ貰いたいとかほざいてるグルッペンー開けろー』

「さっさと開けるんだよー」

嫌がらせに扉をドンドン叩く。

１秒に10回のスピードで。←

「うるさいわ!!…ってAとアゲハやん。どうした？」

出てきたのは兄さん。

『これお菓子。昨日バレンタインだったろ？遅れたが作ってきたんだ』

「え、ほんまにくれるん!？」

『あぁ』

「昨日、あんなに嫌がってたのに!？」

「Aはツンデレなんだよ」

『うるせぇ』

「…まぁ、ありがとうな!!皆で食べるわ」

『おう。美味しくなかったらゴミ箱にぶち込め』

「それはしないよ…」

「じゃあ、私達はもう行くから」

俺達は教室に戻った。

【キヨside】

「Aから貰ったんだ!!」

「マジで!？こんな大きいの!？」

俺は鉄塔から箱を受け取り、中を見る。

「僕にも見せてー」

ヒラが来る。

「俺も見たい」

フジも来た。

「何？Aから？」

「貰ったの？」

こーすけ、レトルトも来る。

「お？大きいな」

「何入ってるんだ？」

「俺にも見せてよ」

「何だ？チョコか？」

弟者、兄者、おついち、メロも俺の傍に来た。

「なにそれ？Aから？」

「へぇ、結構大きい」

ぺちゃんことドンピシャがここに入ってくる。

「何か良いの持ってんじゃん」

「流石女子だねぇ」

うっしーとガッチさんが窓から入ってきた。←

「俺が先に見るんだ!!…えーと…？」

中身は…

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美味しそうなカモミールの形をしたケーキだった。

【グルッペンside】

「よし、開けるゾ」

俺達はAから貰った箱を開ける。

兄さんから貰ったと聞いた時、メンバー全員が飛んできた。

いやーあんなせがんどいてよかったわー

「Aちゃんの手作り…」

大先生が息を呑む。

「Aさんのチョコ…」

トン氏が目を輝かせた。

「めう…甘いやろうな…」

「美味しいだろうなぁAのお菓子」

オスマンとひとらんが言った。

「大きいな。けど食害できる量無いわ…」

「Aのお菓子ぐらいゆっくり食わせろや!!」

「ほんまにそうですよ!？」

「いっぱい食べたい…」

食害チームが言う。

「美味しくなかったら襲いに行かなあかん」

「ぜひとも実験体に」

…先生２人は怖いこと言ってるゾ…。

「ただでさえ貰う数少ないのに…嬉しいわ…」

シャオロンが泣きそうな声で言う。

「Aのお菓子…」

ショッピ君の嬉しそうな声。