平和のために�� ページ10
少し先を歩いていたマッシュが扉に手をかけようとして、ピタリと止まる。
「どうしたのマッシュ？扉は開き戸だよ」
「……」
「マッシュ？」
マッシュよりも後ろにいたAには聞こえていないようだった。本来無いはずの声が。
声は言っている。魔法が使えない人間には生きるための権利がないと。否、生きていてはいけないのだと。
「どうしたの、早く中に入ろう？シュークリーム食べるんじゃなかったの？」
Aがマッシュの代わりに扉を開けようとした時、その声は聞こえた。
「逃げろマッシュ！A！逃げろ！逃げるんじゃ！！」
それは2人にとって大切な父の声だった。
姉弟が動き出したのは、ほとんど衝動のようなものだっただろう。マッシュが扉を破壊して、扉の前に立っていた男を殴りつけ、棚の前にいた男をAが魔法でボコボコにする。
「2人とも、何故逃げなかった……」
「「家族だから」」
2人の答えにレグロは目を見開く。
「ごめんじいちゃん、わがまま言って。でもまあとりあえず、お前ら全員地獄行き」
指を下に向け、マッシュが言う。
「私も加勢する？」
「ううん。お姉ちゃんは下がってていいよ、僕だけで十分だと思うから」
「わかった」
Aは数歩下がって傍観に徹底することにした。
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hiensou(プロフ) - コメント失礼します、問答無用��の校長が好調になってます (2月29日 7時) (
レス) id: 2759f55d84 (このIDを非表示/違反報告)
イージ(プロフ) - 初コメント失礼します!キャラ一人一人が空回りせずしっかりと成り立っていてとても読みやすく楽しく読ませて頂いてます‼︎プレッシャーになるかもですが続き楽しみにしています‼︎ (8月16日 17時) (レス) @page33 id: f55b6e4bae (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀(プロフ) - 本当にすごく面白いです！これからどのような展開になっていくのか楽しみです。続きお待ちしてます！ (7月31日 4時) (レス) @page1 id: 23f2dced37 (このIDを非表示/違反報告)
ユキラ - 待ってます。 (7月26日 13時) (レス) id: 2a204edd5e (このIDを非表示/違反報告)
ウィムくん(プロフ) - コメント失礼します。はじめまして。小説とても面白かったです！主人公の個性的な設定や，キャラとの関係がどうなっていくか楽しみです。応援してます！ (5月21日 20時) (レス) id: 50aee71dd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うがつ | 作成日時：2023年5月7日 20時
