限定シュー�� ページ8
「はあ、勝手に街に来たってだけで叱られ案件なのに、顔も見られちゃって……どうしよう……」
「うまうま」
「……はあ」
アザのないことがバレたというのに、当の本人はシュークリームを口いっぱいに頬張って幸せそうだ。そんなマッシュを見たAは、少し呆れたような表情で笑う。
だがAが焦るのには変わりない。
「お姉ちゃんも食べる？」
「家帰ったらゆっくり食べるよ」
「そっか」
どんっ――と、マッシュが人にぶつかった。ぶつかったのは酒瓶片手に歩いていた警官で、マッシュの食べていたシュークリームのカスタードがぶつかったことにより制服にべっとりと付いてしまう。
「オイオイオイ、何してくれてんだ職務中なのにヨォ！オレぁお前ら一般人を守ってやってる魔法警察様だぞ？」
「すみません」
「感謝してねえだろお前らヨォ！こちとら安月給で働いてやってんのにヨォ！テメェらでストレス発散してやろうか！？」
「……シュークリーム食べます？なんかカワイそうなんで」
「思っても言わない……」
マッシュは食べかけのシュークリームを警官に差し出す。警官は腹を立てて差し出されたシュークリームを叩き落とす。
「ナメてんだろこのクソガキがぁ！！ケンカ売ってんの？それ国に楯突くも同然だけど？あ？大体この服どうしてくれんだテメェ、あ゛あ！？」
警官がマッシュの胸倉を掴もうとした時、それよりも早くマッシュが警官の服を破った。だがそれは仕返しだとか、そういうのではなく、純粋に服を洗って返してあげようという善意であった。
「申し訳ないんで洗って返します、この服」
「ふっ、服じゃなくなったわたった今この瞬間！お前のせいでね！」
「マッシュ……。剥ぐなら全部剥ぎなさい」
そうじゃない。まず断りもなく人の服を引きちぎるな。
そんなやり取りをうだうだやっていると、ぶつかった警官の上司らしき男がやってきた。
「どうしたテリー、つまんねぇことで騒ぐんじゃねぇ」
Aは手早くマッシュの顔を隠し、その場を去ろうとする。
「おい、お前」
警察官が呼び止める前に、どこから現れたのか、レグロがAとマッシュのどちらもを担いで走り出した。
「うちの子供たちがすみませんでしたぁ！！」
レグロはA達を連れて家に帰った。
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hiensou(プロフ) - コメント失礼します、問答無用��の校長が好調になってます (2月29日 7時) (
レス) id: 2759f55d84 (このIDを非表示/違反報告)
イージ(プロフ) - 初コメント失礼します!キャラ一人一人が空回りせずしっかりと成り立っていてとても読みやすく楽しく読ませて頂いてます‼︎プレッシャーになるかもですが続き楽しみにしています‼︎ (8月16日 17時) (レス) @page33 id: f55b6e4bae (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀(プロフ) - 本当にすごく面白いです！これからどのような展開になっていくのか楽しみです。続きお待ちしてます！ (7月31日 4時) (レス) @page1 id: 23f2dced37 (このIDを非表示/違反報告)
ユキラ - 待ってます。 (7月26日 13時) (レス) id: 2a204edd5e (このIDを非表示/違反報告)
ウィムくん(プロフ) - コメント失礼します。はじめまして。小説とても面白かったです！主人公の個性的な設定や，キャラとの関係がどうなっていくか楽しみです。応援してます！ (5月21日 20時) (レス) id: 50aee71dd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うがつ | 作成日時：2023年5月7日 20時
