授業�� ページ24
イーストン魔法学校に入学してから初めての授業。
「今日は最も基礎的なカギを開ける呪文を学びましょう。では私がまずお手本を見せます。オプティアース」
――カチャリ
「鍵を開けるイメージを魔力で送り込みます」
教師の言葉を聞き、Aは錠を持つ。Aはこういった小さいものに魔力を的確に送り込むのが苦手である。
「ん……んん〜……？？」
「ふん」
――パキンッ、バキン
「あ、やば……まいっか」
「よし」
「「開きました」」
Aは魔力を込めすぎて錠を破壊し、マッシュは錠を千切ることで錠を開けた。いやはたしてそれを開けたというのかは分からないが……。
言われた通りに開けなかったバーンデッド姉弟に向かって教師は烈火の如く怒る。残念ながら2人の心には響いていないようだ。
「ここ魔法学校なんですけど！？魔法を学ぶとこなんですけど！？」
「いや自分……魔法とかそういうの苦手なんで」
「なんでここにいんの！？」
「私は一応魔法で開けてます」
「それ開けたって言わないから！破壊って言うから！！」
「前途多難ですなこれは」
「だね」
「何で他人事みたく言ってんだぁ！！ どうなってんだよ神経！！」
「神は死んだ」
「んふ」
「なんだコイツ急にマジで！コワっ！」
ツッコミ疲れてきた教師は息切れを起こし、ぜえはあと肩で呼吸を繰り返す。
そして少し経って、やっと落ち着いたところで授業を再開した。
「お姉ちゃんって魔法苦手だっけ？」
「細かい操作が苦手」
「あぁ、お姉ちゃん料理とか大雑把だもんね」
「美味しければいいの」
「それもそっか」
なんて会話をこそこそとしながらも、Aは教師の話を聞いていた。
(マッシュにちゃんと勉強教えられる程度には頑張らないと)
Aは密かに決意するのであった。
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hiensou(プロフ) - コメント失礼します、問答無用��の校長が好調になってます (2月29日 7時) (
レス) id: 2759f55d84 (このIDを非表示/違反報告)
イージ(プロフ) - 初コメント失礼します!キャラ一人一人が空回りせずしっかりと成り立っていてとても読みやすく楽しく読ませて頂いてます‼︎プレッシャーになるかもですが続き楽しみにしています‼︎ (8月16日 17時) (レス) @page33 id: f55b6e4bae (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀(プロフ) - 本当にすごく面白いです！これからどのような展開になっていくのか楽しみです。続きお待ちしてます！ (7月31日 4時) (レス) @page1 id: 23f2dced37 (このIDを非表示/違反報告)
ユキラ - 待ってます。 (7月26日 13時) (レス) id: 2a204edd5e (このIDを非表示/違反報告)
ウィムくん(プロフ) - コメント失礼します。はじめまして。小説とても面白かったです！主人公の個性的な設定や，キャラとの関係がどうなっていくか楽しみです。応援してます！ (5月21日 20時) (レス) id: 50aee71dd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うがつ | 作成日時：2023年5月7日 20時
