平和のために�� ページ11
警官は笑う。魔法も使えないのにどうやってやり合う気だ？――と。
「3秒でカタつけてやるよ。ナルコムパス」
魔力を球体状に圧縮し、マッシュの方へと放ったのだが、マッシュはそれをまるで蚊でも払うかのようにべちんと手で叩き落とした。その間のマッシュの表情はいつも通り�猝記瓩任△襦�
「……っ、なかなかやるじゃねえかガキが！だがこれはどうかな！？」
「あ、出力上がった」
「待ってくれブラッドさん！！」
「ナルコムパスディアゴルス！！」
先ほどよりもさらに出力を上げ、球の大きさも、放つ光も、威力も増している。だがそれでもマッシュは涼しい顔でそれを叩き落とした。警官は半ばやけくそに光球をマッシュに次から次へと放つが、マッシュはその光球をバレーのようにレシーブしたり、お手玉にしたり、ドリブルしたり……完全に舐め切っている。
「お姉ちゃん、杖貸してくれる？」
「いいよ、折らないようにね」
「うん」
Aは自身の杖をマッシュに手渡す。大体30cmほどの木製の杖を手に持ったマッシュはそれで魔法を披露するのではなく、そのまま警官の眉間すれすれに投げた。少々かすったのか、警官の肌に赤い線が引かれる。
警官はその場にへたりと座り込んでしまった。
「次、僕の家族に手出ししたら殺すぞ」
マッシュは低く、冷たい声で言った。その瞳はいつもより鋭く、殺気に満ち溢れていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 623人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hiensou(プロフ) - コメント失礼します、問答無用��の校長が好調になってます (2月29日 7時) (
レス) id: 2759f55d84 (このIDを非表示/違反報告)
イージ(プロフ) - 初コメント失礼します!キャラ一人一人が空回りせずしっかりと成り立っていてとても読みやすく楽しく読ませて頂いてます‼︎プレッシャーになるかもですが続き楽しみにしています‼︎ (8月16日 17時) (レス) @page33 id: f55b6e4bae (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀(プロフ) - 本当にすごく面白いです！これからどのような展開になっていくのか楽しみです。続きお待ちしてます！ (7月31日 4時) (レス) @page1 id: 23f2dced37 (このIDを非表示/違反報告)
ユキラ - 待ってます。 (7月26日 13時) (レス) id: 2a204edd5e (このIDを非表示/違反報告)
ウィムくん(プロフ) - コメント失礼します。はじめまして。小説とても面白かったです！主人公の個性的な設定や，キャラとの関係がどうなっていくか楽しみです。応援してます！ (5月21日 20時) (レス) id: 50aee71dd2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うがつ | 作成日時：2023年5月7日 20時
