=夢の中・2= ページ12
「入って‥裕翔。」
「え?‥伊野ちゃ・ん??」
「ほ〜ら、いいから入ってっ。はやくーっ。」
グイ―っと背中を押され
俺は小さな楽屋かな?に入る・・・
キョロキョロ、ソワソワしながら
俺は伊野ちゃんから少し離れ
壁に寄り掛かった___けど、その後すぐ後悔する。
「い、伊野ちゃん・・なに?」
伏し目がちに伊野ちゃんを見ると
伊野ちゃんは鍵をカチャリと掛け
俺に向かって、ジリジリと近付いてくる____
あ゛〜〜しまったっ。。
部屋の中央に居るべきだった・・
この場所では、逃げ場が無い__________
「ねぇ‥裕翔___」
そうあの唇で俺の名を呼び
あのとろりとしたおねむな瞳で
ジッと俺を見つめ、近付いてくる・・
フッと視線を逸らし
「何?なにかな、伊野ちゃん。」
ヤッヤバいッッ。い、伊野ちゃんが近いッッ!!
ピタリっと伊野ちゃんが俺の前に立った。
___あの細い綺麗な腕を引き寄せたら
俺の腕の中に、きゅっと納まってしまう距離だ____
「ゆうとぉ・?」
少し俯いている俺の顔を覗き込み
ふわりと甘い香りをさせ、俺に問い掛ける。
「裕翔‥おこってるの?」
___ん??・・怒ってる??
「へぇ??・・何?怒って・る??
誰が?・・え?伊野ちゃん??」
「だからね、裕翔がおこってるんでしょ?!
‥おれが、あんなコトしたから__だから
だから今日っ。」
「あ、あんなのコト???」
「そーうっ。あんなコトしたから怒って
今日言ったんでしょ、取材んときーっっ。」
「え?え?‥いや‥ん?ええ??
ちょっと待って、伊野ちゃんの言ってる意味が
よく・・分かんな・ぃ____」
「うそっっ。やっぱし、おこってるんだっ。」
そう拗ねた唇で言って
グイ―――っと俺の腕の中に入って来る。
俺の胸元に、白い手を置いて
ジーっと、キッと、俺を睨む。(睨めてない・・。)
「ちょっっ。。伊野ちゃ___」
・・今、今すぐ、この腕で包み込んだら
伊野ちゃんはどうするだろう。
どんな反応、するだろう____。
「___裕翔、聞いてるのっ?!
もぉー‥おこってるんならハッキリ言ってっ。」
「い、伊野ちゃ・・」
「う――・・・」って少し俯いた伊野ちゃんの
柔らかな髪が、俺の顎にサワサワと当たり
甘〜い気持ちが俺を襲う。
「あ〜・・あの、伊野ちゃん____」
=夢の中・3=→←『ちゅっちゅ。』(ytxin) =夢の中・1= 〜ゆうとサイド〜
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うさこ(プロフ) - あひる☆さんこんばんわ。庭師も素敵でしたが塗装の藪くんも素敵でした。それにバーテンダーの山田くんがかっこ良くて(^m^ )本社の人もはまり役でしたね(笑)いのちゃんは、やはり准教授じゃないと。庭師と本社の人は、エロいんだろうな(^m^ ) (2021年9月7日 1時) (レス) id: f4957992c9 (このIDを非表示/違反報告)
りみ(プロフ) - 庭師もバーテンダーさんもとっても良かったぁ!!あひるさんのお話のように、いのさんもニマニマしちゃってたかなぁ。だとしたら萌えちゃう(笑)更新ありがとー!楽しかったぁ。 (2021年9月5日 21時) (レス) id: 8dd49b38a8 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - うさこさん» わぁぁぃぃ。うさこしゃんったら、ここにも来てくれたぁ〜♪んふふ、そぅなんですよー、誘惑してたのです!わわ、、他のお話も読んでくれてるんだっ!!うれしいですー。ありがたぃ! (2021年8月7日 19時) (レス) id: b8238f7f9b (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - あひる☆さんこんばんは。いたジャンをYouTubeで見てから読みました(^m^ )可愛いいのちゃんだけどあのスカートは、誘惑してたのか(笑)高木くんも猫が可愛かったですね。たかいのも好きです。あひる☆さんの知念くんとたかいの三角関係の話も好きです。 (2021年8月1日 23時) (レス) id: f4957992c9 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - りみさん» わぁぁ〜〜ぃぃ。りみちゃんだぁ〜♪うれしいですのー。ふふ、2年前のりみしゃんも今のりみしゃんもありがとーですぅ。いたジャン観ましたか?共感してくれたらうでしー。 (2021年8月1日 17時) (レス) id: 873ce16a12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2018年7月22日 1時