ＪＵＭＰのうふ腐の缶詰にー。＝そふとたいぷ＝(短編集)

『ちゅっちゅ。』(ytxin)　＝夢の中・１＝　〜ゆうとサイド〜 ページ11

とろりと微睡(まどろ)む夢の中＿＿＿＿＿＿＿＿



細い肩を腕の中に抱き締め寝転がり‥

柔らかい髪を頬に感じながら

甘い君にキスを＿＿＿＿



惚けた唇で君は囁く

『ゆぅとぉ・・』



そう、俺の名を呼んで＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




・・・あ〜〜〜。いかんっ。いかんよな・・

俺、アイドルなのにこんな女の子と

イチャイチャする夢見るなんてさ。

ダメだよなぁ・・。




夢の中の俺は、そう思いながらも

寝っ転がってイチャイチャ、ちゅっちゅしてる

相手の女の子が気になった。



頼りなげな細い肩や滑らかな白い肌‥

柔らかい髪と引き寄せた華奢な腰＿＿＿＿



君は誰なの？・・見てみたい。



甘くキスをしていた唇を解いて

俺は真っ直ぐ腕の中の君を見つめた。




とろりと瞳を開ける・・君＿＿＿＿＿＿＿


「いっっ。。伊野ちゃん＿＿＿＿っっ？？！！」


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




「はぁぁー・・・。」っと、ＴＶ雑誌撮影の待ち時間

スタジオの端の方で、ため息の俺。



つーか、なんつー夢を見ているのか・・。

女の子も、まぁまぁアレだけども・・

メンバーってっっ。。



俺、そんな夢見ちゃって、何か気まずい

伊野ちゃんによそよそしくしちゃうしー・・


おまけに、さっきの取材の時に

テーマが偶然“夢”がテーマでさ・・

ふざけて夢の話しをしてしまった。。



だってさー冗談で終わらせたくて＿＿

だってさーメンバーだしさ〜

ダメだろ？‥どー考えてもさ・・

はぁー・・。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



取材、撮影を終え

「さぁ〜て、帰ろうかな〜。」の帰り支度の

俺の後ろ姿に・・あの声＿＿＿

「ねぇ‥裕翔？」



俺は、ちょいビクッと肩を揺らし

ゆっくり振り返る・・

「な、なに。伊野ちゃん。」


「‥あのー・・ちょっといぃ？」


「えっ‥ちょっと？‥あー・・なに？」


「裕翔、ちょっと来て？」


「えーっと‥ここじゃ、ダメ？」


「ん。だめっ。。‥はやくー」


そー言って伊野ちゃんに手首を

きゅっと掴まれ、逃げ場なく‥楽屋を出た＿＿＿＿





俺の手を引きながら、ずんずんっと

黙々と歩く伊野ちゃんの後頭部に

「伊野ちゃーん‥どこ行くの？‥ね？
　あの〜〜伊野ちゃん？？」




「＿＿＿いいのっ。」



楽屋から人気の無い階にやって来て・・

伊野ちゃんがピタッと部屋の前で立ち止まり

ドアを開け


「入って・・」

＝夢の中・２＝→←あじがどーのご挨拶〜。

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