1・＊9＊ ページ9
しばらく彼の膝の上で泣き続けた。
彼はそんなガキみたいな俺の頭をずーっと撫でてくれて……。
気付けば涙も止まっていた。
和「…ごめんなさい。バカみたいにないちゃいましたね…」
？「いいですよ。でも……二宮先生、約束してください。自分は駄目な医者だって…、いらない医者だって言わない事」
そう言って彼は悪戯っぽく笑った。
そんな彼の笑顔につられて、俺も笑っていた。
そういえば……。
和「……名前…聞いてませんでしたね」
？「え？…ぁ、そうでしたねww
俺は翔っていいます。櫻井翔」
天使みたいに優しくてあったかい人…。
和「…翔…ちゃん」
翔「…なっ///何ですか⁈そっ…そのニックネームっ///」
あ……照れてる♪
和「可愛いんだね、翔ちゃんは」
翔「〜っ///酷いです‼二宮先生!!」
照れ屋で優しくてあったかい、翔ちゃん。
彼に出会えた事が、俺にとって…。
凄く嬉しい事だった。
……でも俺は知らない。
彼の心の中にある、彼の闇を……。
・
・
翔「戻ろう？二宮先生‼」
和「え〜。俺の事もニックネームで呼んでよ〜」
翔「何でですか‼友達でもないのに‼」
和「え？もう友達じゃん‼」
俺は…そう思ってるよ？翔ちゃん。
翔ちゃんの事、友達って。
翔「…分かった‼行こう‼ニノ!!」
照れた顔で車イスを動かす翔ちゃん。
俺は彼の後ろ姿を眺めながら、のんびりと屋上をあとにした……。
・
・
俺を変えてくれたのは、優しい車イスの青年でした……。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なお(プロフ) - とっても面白いです！これからも更新頑張ってくたざさい！ (2015年4月7日 22時) (
レス) id: 114637b433 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - 初めまして！続編にいこうとしたんですが…いけません(>_<)どうすればよろしいでしょうか？？ (2014年2月11日 22時) (レス) id: a0b21de54a (このIDを非表示/違反報告)
うめちゃんズ(プロフ) - 突然すいませんっ…話の続きみたいのですが、どうすればよろしいでしょうか？ (2013年5月28日 19時) (レス) id: d236a53a12 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 初めまして！あの...続きはありますか？ (2012年10月12日 17時) (携帯から) (レス) id: ac9bdab3f5 (このIDを非表示/違反報告)
和菜(プロフ) - 未來さん» 頑張って下さい！ (2012年9月13日 17時) (レス) id: 390edddc3c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：未來 | 作成日時：2012年8月26日 19時
