可愛くなる魔法 (ページ30)

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百side

一度家に戻りシャワーを浴びてIDOLiSH7の寮へ向かうと門の前で龍ちゃんを見つけた。

「龍ちゃんさっきぶり～」

「百さん！いまチャイム押したとこです」

そう言うと同時くらいにドアが開いて壮五が顔を出す。

「百さん、十さん、待ってました！」

「あれれもう始まっちゃってる？」

「ちょうど始まったくらいです」

壮五に着いて部屋に入るとお鍋のいい香りとみんなの笑い声に包まれていた。

「百さん待ってましたよ」

「龍遅かったな」

と、それぞれに声をかけられて空いているところに腰掛ける。

「ビールでよかったですよね？」

冷えたビールを持って三月が隣に座る

「うんめっちゃ冷えてる！三月ありがとー」

「それじゃあ、全員揃ったことだしもう一回乾杯しようぜ！百さんお願いします！」

「ゴホンッ！それではみんな今日は羽を伸ばそうね！かんぱ～いっ」

「「「かんぱ～い！！！」」」

ビールを一気に流し込み、ふとAちゃんが目に入る。ついに幻覚！？

「ん！？ゲホッゲホッ」

「百さん大丈夫ですか？」

「あぁ気管に入っちゃった大丈夫大丈夫！それより‥」

チラリとAちゃんに目線を配ったので察したのか「俺たちが誘ったんです」と話してくれた。

「万里さんからRe:vareの2人も知ってるからって聞いて」

「お～情報早いねぇ！そそ、でも今日はサプライズだなぁ」

そう言いながらも目線はAちゃんを離さない。

だって、楽と天に挟まれて笑うAちゃんがすごく遠く感じてしまったから。

三月に向こうにも挨拶してこようかなとさり気なくAちゃんの前に座ってみる

「百くん久しぶり？」

「あはは、3日会わなかったら久しぶりですー！」

「じゃあ超超超久しぶり？」

「Aちゃん会いたかったよー」

そんな軽いノリでAちゃんに絡むと両サイドから「百さんお久しぶりです」と声がかかる