現実世界は一度きり【茅ヶ崎至】 (ページ5)

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第5話ページ5

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綴side

幸「げ、今日もカレー」

真「‥おかわり、あんたの作るカレーなら毎日食べる」

綴「ぶれないな」

監「まだまだたくさんあるからね！明日の昼はスパイスを加えてカレーうどんに‥」

なんてこともいつも通りの食卓だ。

だけど昨日久しぶりに幼馴染に会ったからかあいつもかなりカレー好きだったな、なんて考える。

咲「そういえば、今日学校でAさんに会いましたよ」

綴「えっ？」

シ「A高校生だったのは知らなかったヨ」

綴「いや、どう考えても高校生の見た目じゃないでしょ」

咲「うちの学校のダンス部を教えてるみたいです振付師もしてるって言ってました！」

かっこいいですね、とニコニコと話す咲也の横でただただ驚くことしかできなかった俺。

そっか、あいつ今教える側なのか。

俺も頑張らないとな、なんてやる気に満ちているところに事情を聞いた幸から「幼馴染にチケットあげたら？うさ耳見せればいいじゃん」と言われて誘うのはもう少し後にしよう、と心に決めた。