# ページ15
彩side
パチッ
目を開くと、見たことのない天井。
「あ、起きた。」
横には、年上っぽい男の人が居た。
「大丈夫？」
私は首を縦に振る。
彩「あなたが助けてくれたんですか？」
「ん。」
彩「あ、えっと…」
名前、何て言うんだろう。
「彼方。」
え？
「空坂彼方。んで、そっちは？」
彩「立花、彩です…」
空坂さん、か…
彼「彼方でいい。」
え、さっきから心読まれてる？
彩「え、あ…じゃあ彼方、君？」
私がそう言うと、
はぁ、と彼方君がため息を吐いて、
顔に手を当てる。
良く見れば耳が真っ赤になっている。
私は思わずクスッと笑ってしまった。
彼「笑うな。」
彩「あの…ところで、思ってたんですけど…
ここって……？」
彼「俺ん家。」
はい？
彼「聞こえねーの？俺ん家。」
え！？！？！？！？
彩「ご、めんなさい…」
彼方君は何で謝んのみたいな顔をしている。
彼「別に。俺は構わないし。」
彼方君はぶっきらぼうだった。
けど、その奥に優しい心を持っている。
まるで＿＿＿＿＿＿…上杉君みたいな
新しい日常。
狂い出す毎日。
それでも彼方君みたいな人が居れば
私にだって勇気が宿るんだ。
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星空澪影(プロフ) - ありがとうございます！ (2021年10月5日 21時) (
レス) id: 36c1990e59 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 面白いです (2021年10月2日 16時) (レス) @page18 id: 47dc307598 (このIDを非表示/違反報告)
星空結狼(プロフ) - スランプー (2021年9月4日 14時) (レス) id: 36c1990e59 (このIDを非表示/違反報告)
星空結狼(プロフ) - ありがとぉ！頑張る！ (2021年9月4日 6時) (レス) id: 36c1990e59 (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - お気に入り登録させていただきました！ (2021年9月4日 0時) (レス) id: cf25b8f4f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星空澪影 | 作者ホームページ：http://yuzuki.uranai
作成日時：2021年9月1日 20時
