検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:701 hit

#5 ページ5

「ちょっと待って!信じるって言ったら殺さない?」

「場合によっては今ここで撃ちますが。」

「信じよう!うん!だからそれをまずおろして!!」

ちっ、と舌打ちが聞こえたような気がしなくもないが、聞かなかったことにする。


「………で?どうしたの?それが」

彼女が銃をおろしたのを確認し、立っていると疲れるので、僕はさっきまで横たわっていた公園のベンチにこしかけた。


「君島凛さん自身が“ドッペルゲンガー”なんです。…信じます?」

いやいきなりだな。それは信じられる訳がないだろ。

「僕が?ドッペルゲンガー?」

「ええ。厳密に言うと、『限りなくそれに近い状態』にある、ということなのですが…」

僕がドッペルゲンガー…?

「いや、全然解らないです。」

千鶴さんはまた苦笑した。

「これ、説明するの大変なんですよ。一度しか言いませんよ。」

彼女は銃を何処かに仕舞うと、オホンとひとつ咳払いをする。

「うん。」

僕はゴクリと唾を呑んだ。


まさかここから僕の人生が狂い始めるなんて、この時の僕はそれほど思いもしなかっただろうに。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←#4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:ひなたまん , ラノベ , 美少女   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひなたまん | 作成日時:2013年12月23日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。