２ 鬼ごっこ ページ3
ある日。
森の中から賑やかな声が聞こえてきます。
ハンスと他の森ねずみ数人で鬼ごっこしています。
鬼だったロベルトが
「待てー！ハンスー！！」
って言いながら追いかけてたら、ハンスが
「どうしたの、にいさん！」
って言いながらクルッと方向転換して俺の方に駆け寄ってきました。
「はい、タッチ。」
「やった！タッチ！･･･え？僕が鬼になっっちゃったの！？」
「そうだぜー！(ニヒヒヒ)」
「もう！にいさん！！(怒)」
「ハンス！僕らにもタッチして！」
仲間たちがハンスに駆け寄ってきました。
そしたらハンスが何か思いついたようでコソコソ話をしはじめました。
遠くでその様子を見ていたロベルトと家ねずみたちは首をかしげました。
「なにしてんだ？あいつら。」
とロベルト。
「きっと良いこと考えてるんじゃないかな？」
とブックスがニコニコしながら言いました。
するとハンスが
「ジョージ！ジェラルド！来てよ−！！」
と元気な声をあげて大きく手を振っています。
「僕らも行くか！」
「おぅ！」
二人がハンスの元へ駆け出しました。
しばらしくてロベルトの元に駆け寄ってきたハンスたち。
「どうした？お前ら。。」
「どうしたの？ジョージ！ジェラルド！ハンス！」
嫌な予感がしたロベルトとブックスは後ずさりをしています。
「せーのっ！」
ハンスのかけ声で一斉に前からねずみたちの手が伸びてきて二人にタッチをしていった。
最後に、ロベルトにジェラルドが。ブックスにジョージが手を当てて一斉に駆けだした。
ハンスがここで呆然としているロベルトとブックスに一言。
「二人とも鬼になったんだよ！早く僕らを捕まえてよ！！」
ここでようやく分かった二人は
「よくもやったなぁ！ハンス−！こらー待て−！！」
「もう！ジョージ！怖かったよぉ！今度は僕がお返しだー！！」
とみんなを睨み、いつの間にか繋いでいたお互いの手を離して笑顔で走り出した。
「うわぁ！鬼が来たぞ！逃げろ−！！」
とハンスのかけ声で逃げるみんなは笑顔になっていました。
ハンスは笑顔の天使です。(*^o^*)
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冥羅 - ロベルト兄さん本当にカッコいいですよっ！！キャストさんによって少しずつキャラが違うところが『ちっちゃな英雄』の魅力だと思います！！小説読みながらキャーキャーいってました、本当に面白かったです！ (2017年1月5日 12時) (
レス) id: 53f852a1d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松谷彩楓 | 作成日時：2016年9月22日 11時
