(Ⅴ)年上彼女と同棲する方法 (ページ50)

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時間ギリギリまで堪能し、インタビューを受けるために事務所に移動する。

無事終了すると、Aは裕太とともにパフォーマーのリハに軽く参加し、この日の仕事を終えた。

「もしもーし」

龍「あ、こっち終わってんけどどこにいる？」

「私も今出るとこやけど」

龍「エントランス来れる？」

「ん、行けるで」

龍「じゃあ待ってる」

「ん、わかった」

予定通りAが電話をする前に、龍友から電話が入り待ち合わせをする。

玲「えー、もう帰っちゃうの」

「またそんな可愛いこと言うやん」

隼「俺も寂しい」

「あんたら確信犯やろ(笑)」

今日はごめん、と素直に断りリハ室を去った。

龍「Aちゃん」

「お疲れ」

龍「写真めっちゃ楽しんでたやん」

「ん、楽しかった」

龍「帰ろっか」

「ん、そうやね」

2人は仲良く事務所を出てタクシーに乗り帰宅した。

一緒に夕飯を作り、一緒に食べる。

今日も龍友はお風呂に一緒に入ることに成功し、一緒にリビングで寄り添いテレビを見る。

龍「めっちゃ幸せ」

テレビに夢中になっていたと思ったら、龍友が突然口を開いた。

「どうしたん、いきなり」

龍「当たり前にしてたことができひんくなって、今日やっとできたんやって思ったら、いきなり幸せ感じた(笑)」

そんだけAちゃんが好きってこと、と言うと、龍友はそっと口付ける。

「足りんから...もうちょっと」

一瞬で離れた唇をもう一度捕まえて、少し絡まるようにキスをすると、2人の視線が重なった。

龍「僕の言いたいことわかる？」

「龍友くんこそわかってるん？」

龍「わかってるで？」

「言ってみて？」

龍「したい...やろ？」

顎に手を添えて挑発的に言うと、あかんの？、と同じ態度のA。

龍「言っとくけどめっちゃ溜まってんで？」

「ん、わかってるよ？」

龍「そんな態度でいいん」

「龍友くんこそ、自分の態度には気を付けたがいいと思うけど？」

そう言って太もものあたりをそっと撫でる。

龍「そんなんされたら僕だって知らんけど」

そう言って龍友はAを抱えて寝室に向かった。

久しぶりに会っても何も変わらない2人は、こうして愛を確かめ合った。

龍「Aちゃん...」

「ん？」

龍「ほんま好きやで」

「ん、私も好きやで」

【(Ⅴ)年上彼女と同棲する方法】byべてぃ。