(Ⅴ)年上彼女と同棲する方法 (ページ5)

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小さな恋人ページ5

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保育園に到着して、島崎りくの姉です、とインターホンを突破する。

「こんにちはー」

そう言って教室に入ると、弟がAに気づき満面の笑みで駆け寄ってくる。

『ねーちゃーん！』

「りっくーん！」

熱い抱擁を交わす2人。

「りっくん会いたかったで？」

『ぼくもあいたかった！』

弟はそう言うと、Aの唇にチュッとキスをした。

「えー、りっくんそんなことどこで覚えてきたん(笑)」

そう言って再び弟を抱きしめた。

こうして保育園を後にして、実家に帰宅した。

「ただいまー」

『ただいまー』

ま「おかえりー」

「あ、まーちゃん久々やなー」

ただいま、と再び義母に声をかける。

『ねぇ、ママなんでねーちゃんくるって、おしえてくれなかったの？』

ま「りっくんのこと、びっくりさせたいなー？って思って。びっくりした？」

『びっくりしたよー！ねーちゃんすきやもん』

そう言ってAの腕にまとわりついてベタベタしている。

「あかん、お父さん」

父「ん？」

「りっくんまで龍友くんに似てきてる」

父「ははっ(笑)それは将来有望やな？」

『ゆうぼう？』

父「りくは立派になるなーってこと」

『ぼくるーちゃんみたいになる？』

父「なれると思うよー？」

『やったー！』

無邪気にはしゃぐ弟を見て、心が洗われる。

「どんだけ龍友くん好きなん(笑)」

ま「でもやっぱり玲於くんも好きみたいよ？(笑)」

「玲於にしといたがいい(笑)」

義母にそう言うと、お風呂に一緒に入ろうと弟を誘う。

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『ぼくきょう、ねーちゃんとねる？』

「うん、寝るで」

『ぎゅーってしてくれる？』

「もちろんするよ？」

『おてては？』

「繋ごか」

『やったー！』

「りっくんおやすみのチューしてくれるん？」

『する！』

「やったー！ねーちゃんも嬉しい」

よく喋るようになった弟と会話が弾み、すっかりお風呂に長居してしまった2人。

リビングに戻ると、妹と妹の彼氏の姿があった。

「あ、サトくんこんばんはー」

サ「こんばんは、お久しぶりです」

「ごめんな、久しぶりが部屋着にすっぴんで(笑)」

あ「いいんちゃう？ねーちゃんあんまゆっくりできてへんかったやろ」

「ん、そうやなー。忙しいと思ってはなかったけど。こんなのんびりしたんいつぶりかわからへん」

そう言って席に着く。

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