(Ⅴ)年上彼女と同棲する方法 (ページ18)

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Aが席に戻り、龍友が来ることを再度伝えると、早速二件目の店を選んでいる一同。

「めっちゃ張り切るやん(笑)」

『だってAが彼氏紹介してくれるんやし、な？』

『やっぱ芸能人は個室？』

「気にせんくていいって(笑)」

みんなが受け入れてくれることが嬉しいのか、Aの顔にも自然と笑みが溢れている。

こうして龍友に二件目の店の場所を送り、みんなで移動した。

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一同が到着して30分ほどで龍友が到着したので、Aは店の前まで迎えに出た。

「龍友くん」

龍「お疲れ様」

「わざわざありがとう。遅いのに」

龍「明日仕事やないし平気やで」

そう言ってAの頭を撫でる。

龍「今日男の人おるん」

「それ今聞くん(笑)」

おらへん、とAは笑う。

龍「了解(笑)」

行こ、と龍友が歩き出すので、後をついていく。

「来たよー」

龍「お邪魔しまーす」

2人が戻ると、一同は嬉しそうに歓迎してくれた。

『どうぞどうぞ、座ってください』

龍「ありがとうございます(笑)」

ノリのいい友人たちに迎えられ、龍友も嬉しそう。

「龍友くんです」

少し恥ずかしそうに紹介するA。

龍「初めまして、数原龍友です」

『えー、イケメンやん！』

『いい彼氏捕まえたやん？』

口々に茶化してくる一同に、Aは恥ずかしそうにしている。

「もうほんまやめて(笑)」

『いいやん、Aの彼氏会ってみたかってんもん』

「そうかもしれへんけどー...(笑)」

龍「めっちゃ盛り上がってますね(笑)」

『Aはなかなか来れないですからねー。久しぶりに会うと楽しくなっちゃって(笑)』

「めっちゃ久々に会ってん」

龍「楽しんでたならよかったわ」

そう言って優しい視線でAを見る龍友に、一同の視線は集中する。

『で、龍友くんはAのどこに惚れたん？』

出来上がってきた1人が、ズケズケとそんな質問を始める。

龍「笑った顔見て...一目惚れで(笑)」

ふー！、といちいち茶化してくる友人たちに、Aはタジタジ。

『えー、Aと付き合うまで大変やったでしょ？』

龍「まぁ...なぁ？」

そう言ってAに投げかけると、私に聞くな、といった視線を送る。

龍「まぁでも今付き合えてるんで、いいんですけどね(笑)」

な？、と再びAに投げかけると、恥ずかしそうに頷いた。

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