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龍「僕無理やもん」
「何が？」
龍「浮気できひんよ」
「何で？」
龍「勃たへん」
「もう...ほんま(笑)」
龍「ほんまやって(笑)」
「そんなことないやろ(笑)」
龍「絶対そうやって(笑)」
「はいはい、わかったから(笑)」
龍「ほんまやで？(笑)」
「ほんまやとしたら病院に行った方がいいかもしれへんで(笑)」
また、くだらない会話で笑い合う。
龍「あー、ほんま寂しくなってきた」
「そうやなー」
龍「僕も行ける時行っていい？」
「ん、いいけど」
龍「絶対一回は行きたいねん」
「そっか」
龍「だって裕太くんと行ったやろ？」
「ん、行ったな」
龍「僕も行きたい」
「はい、わかりました」
Aは微笑ましそうに龍友を見ている。
気づけば、保安検査締め切りのアナウンスが流れ始めた。
「あかん、もう行かんと」
龍「そうやな」
保安検査場の入り口ギリギリまで、龍友が見送りに来る。
「来てくれてありがとう」
龍「僕が来たかったんやもん」
「とりあえず着いたら連絡するな」
龍「僕帰りのタクシーの中で連絡するけど」
「ん、わかった(笑)」
龍「気をつけてね」
「ん、龍友くんも気をつけて帰ってね」
龍「ん、ありがとう。じゃあ...」
そう言って、龍友はAに優しくキスをする。
5秒ほど触れ合って視線が重なると、行ってらっしゃい、と龍友。
「恥ずかしいやん」
龍「そんなこと言ってられへんもん(笑)」
「じゃあ...行ってきます」
名残惜しそうに繋いだ手を解いて、Aはゲートの中へと入っていった。
Aが搭乗口まで到着すると、タクシーに乗り込んだであろう龍友からのメッセージに気付く。
【数原龍友 : タクシーで泣いてる(TT)】
【嘘はやめて下さいw】
【数原龍友 : 泣いてはないけど、めっちゃ寂しい】
【裕太呼んだら？】
【数原龍友 : それありかも】
【裕太も暇してるかもよ？】
【数原龍友 : 連絡してみようかな〜】
【そうして下さい。じゃあ私飛行機乗るから、着いたら連絡するね】
こうしてAは飛行機に乗り込んで、韓国へと飛び立っていった。
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龍「なぁ、今何してるん」
裕「さっき帰ってきたけど」
龍「うち、来ーへん？」
裕「え、何で」
龍「Aちゃんおらんなって寂しい」
裕「気持ち悪いわ(笑)」
そんなことを言いながら、裕太は龍友の家に来てくれたのだった。
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年9月6日 20時
