__雲行き__ ページ37
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「あかん...今何時」
龍「んー...5時半」
「あかん、起きんと」
龍「え、もう？」
「ん...今日韓国に送るコレオ撮り入ってんねんけど、最後に微調整したくて...」
龍「そうなん」
「ん、やからもう起きる」
そう言ってAは起き上がる。
龍「僕も起きようかな」
「え、いいよ。寝てて」
龍「ん...けど、目覚めたし」
ならいいけど...、と申し訳なさそうに返事するA。
2人はリビングに行き、龍友はソファーに座ってくつろぎ、Aは身支度をせかせかとする。
龍「何時にどこなん？」
「ビデオ撮りは9時から事務所のスタジオ。その前に調整したいから、スタジオ7時から借りてん」
龍「そっかー。気をつけて行ってな？」
「ん、ありがとう」
そう言いながら、せかせかと準備をしていると、Aの携帯が鳴る。
龍「朝から忙しいなー(笑)」
気にせず龍友が笑っているのをよそに、Aは電話に出る。
「あー、もしもしゆうぴ？ごめん、今まだ準備してる」
裕「え、そうなん。もう下に着いてるで」
「ごめん、一旦上がってきて？」
裕「はいよー」
電話を切り、せかせかとインターホンの前で待機する。
龍「え、裕太くん来るん」
「ん、私のも見てって、昨日約束してん」
昨夜裕太の振りを確認した際に、今日裕太にも見て欲しいとお願いをしていたのだ。
裕太も一緒だと聞いてなかった龍友は、ここ数日の出来事のせいでモヤモヤが再び戻ってしまう。
龍「裕太くん一緒って聞いてへん」
子供みたいなことを言っているとわかっていながらも、口に出さずにはいられなかった様子。
「ごめん、仕事のことやし、考えてなかった」
そう言っていると、ちょうどインターホンが鳴りオートロックを解除して、玄関の鍵を開けに行く。
裕太には勝手に入ってくるよう告げたので、そのままAは身支度を再開する。
龍「裕太くん一緒なら言ってくれてもええやん...」
ふてくされながらそう言うが、Aは急いでいるのか耳に入っていない様子。
「あれ、あとなんかあったっけ」
持ち物の確認をしていると、裕太が入ってくる。
裕「おはよー。あ、龍友くん起きてたん」
龍「ダメなん」
裕「そんなこと言ってへんやん(笑)早いなって思っただけ」
そう言って、裕太も龍友の隣に座る。
「裕太ー、あっちから適当に私のTシャツ2枚取ってきてくれへん？」
裕「はいよー」
そう言って裕太はAの着替えを取りに行く。
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べてぃ。(プロフ) - あさのさん» コメントありがとうございます(^^)是非、書かせていただきます！しばらくお待ちください(^^) (2019年8月23日 8時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
あさの(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！裕太くんと仲良しすぎて龍友の独占欲が爆発しちゃうところがみたいです（＾ν＾） (2019年8月23日 1時) (レス) id: 6c0ede078d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年8月8日 21時
