_________ ページ48
.
龍「雨の日のカップルは、お台場に行くらしいで」
「ふーん、そうなん」
ひとしきり犬たちと遊んだ後、Aはソファーに寝そべり、龍友はAに膝枕をしながら、雨の日のデートスポットを探していた。
龍「興味ないん」
「んー、そういうわけちゃうけど」
龍「あとは、池袋らしいで」
「ふーん」
龍「わ、池袋おもろそうやん」
「何があるん？」
龍「買い物もできるし、水族館もあるしプラネタリウムもあるって」
「ふーん、よさげやな」
龍「行く？」
「んー、やなー」
完全に動きたくなさそうなA。
龍「動きたくないん？」
「んー、そういうわけちゃうけどー」
龍「1日ベッドの上と外でデートどっちがいい？」
「外でデート一択やろ」
そう言ってさっさと起き上がるA。
龍「そんな拒否る？(笑)」
「し過ぎて頭おかしなるで」
龍「Aちゃんがな？」
こうして2人はやっと身支度を始めて、出発する。
「たまには電車乗ってみる？」
龍「え、Aちゃん大丈夫なん」
「私は平気やけど」
龍「行きだけ乗ってみよか」
こうして2人は駅に向けて歩き出す。
「自分の傘に入ってやー」
龍「いいやん。こうしてたら平気やろ？」
そう言って腰に手を回してグッと引き寄せる。
「歩きにくい」
龍「じゃあタクシー乗る？」
「ここまで歩いといて？」
何だかんだ言いながら歩いていたので、駅まであと5分以内のところまで来ている。
龍「それもそうやけど(笑)」
こうして2人は何とか駅まで歩き、切符を買って改札を通る。
「どれ？」
龍「んー、あれちゃう？」
「ほんま？」
龍「んー、難しいな」
完全に田舎者丸出しのような2人。
龍「乗らへんもんなー」
「私もしばらく乗ってないし、いつも同じのしか乗ってへんかった」
駅員に聞けばいいものを悩んでいると、1人の女性に話しかけられる。
『あのー...数原くんですよね...？』
龍「え、あ、はい」
『え、電車乗るんですね(笑)』
意外、とファンと思われる女性は笑っている。
龍「ちょうどいいところにおった、池袋ってどれに乗ったらいいんすか(笑)」
『池袋は...これですよ』
「おー」
龍「ありがとうございます。あ、握手しましょか」
『ありがとうございます！』
こうして女性は去っていった。
「助かったな」
龍「やな」
こうして2人は無事電車に乗り込んだ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 192人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
べてぃ。(プロフ) - あさのさん» こちらこそリクエストありがとうございました！これからもよろしくお願いします(^^) (2019年7月24日 8時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
あさの(プロフ) - MVのリクエストした者です！めっちゃドキドキしました！本当にありがとうございました、これからも楽しみに更新まってます！ (2019年7月24日 0時) (レス) id: 6c0ede078d (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - らむさん» ありがとうございます！多分私も書いてる時ニヤニヤしてます（笑） (2019年7月14日 23時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
らむ(プロフ) - ゆうぴと2人での絡みだいすきです！笑 (2019年7月13日 23時) (レス) id: 9bfa0e912f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年7月12日 17時
