__信用するということ__ ページ24
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裕「鍵持ってるんやろ。開けて」
エントランスまで来てそう指示する。
「はい...」
素直にオートロックを解除して部屋に向かう。
裕「龍友くーん。来たでー」
Aが鍵を開けると、そう言ってズケズケとリビングまで歩いて行く裕太を、Aは慌てて追いかける。
「ただいま...」
龍「...おかえり」
2人とも気まずそうにしている。
裕「はい、これ」
そう言って淡々とさっきの検査薬を渡す裕太。
龍「これどうやって見るん？線出てるやん」
裕「そこは見本。隣出てへんやろ」
龍「ん...ちゃうかったってこと？」
裕「ん、そういうこと」
龍「そうなんや...」
意外にも少し残念そうな龍友。
龍「でもAちゃん的には良かったんやろ？」
そう言ってAの方を見て、自嘲気味に笑う。
「そんなこと言ってへんやん...」
龍「じゃあ何であんな頑なにしてくれへんかったん」
「それは...」
そこまで言って、Aは黙り込んでしまう。
裕「元カレとのことがあったから怖かったんやって」
代わりに裕太が話し始める。
裕「Aちゃんの元カレ頑なに調べるまで何も決めへんやつやったし、龍友くんの態度が嫌そうに見えたんやって」
龍友くんはちゃうって言ってんのに、と笑う裕太。
龍「裕太くんありがとう」
裕「ん、どういたしまして。じゃあ俺帰るで？」
あとは2人で話して、と言って携帯でタクシーを呼んでいる。
「ゆうぴもう帰るん」
裕「だって後は2人の問題やん」
「おってくれんの...」
裕「俺はお父さんちゃうねんから、Aちゃんできるやろ？」
Aの両手を握って、顔を覗き込んでそう言う。
「裕太におってほしい...」
裕「いつでも俺のこと頼ってたら、何も解決できへんくなるで？それでいいん」
「あかんけど...」
裕「龍友くんは大丈夫やから。な？」
子供に言うように再びAを説得する。
「ん...わかった」
裕「よし、じゃあ俺帰るで？」
そう言ってAの頭を撫でて裕太は帰っていった
龍「Aちゃん、こっち来て？」
そう言って隣をポンポンと叩く。
「ん...」
まだ少し気まずそうなA。
龍友の隣に座るが、顔は見ようとしない。
龍「僕ほんまに嫌やったんやで。大事なことやのに、Aちゃんは他人事みたいにするし」
「ん...ごめん」
龍「そんな信用ないかな」
そう言って悲しそうに笑った。
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べてぃ。(プロフ) - らむさん» それに関しては私も、そういう展開の方がよかったかなって思ってたので、あのストーカー男になるかはわかりませんが、龍友くんに守ってもらう話は書かせていただきます(^^) (2019年6月26日 23時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
らむ(プロフ) - もう一度あのストーカー男を登場させてもらいたいです！次は龍友くんに守ってほしい…（笑）いつもお話楽しませてもらってます！ (2019年6月26日 22時) (レス) id: 9bfa0e912f (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます！いつかきっと、と思ってます(^^) (2019年6月25日 23時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 龍友くんと結婚してほしいです！ (2019年6月25日 22時) (レス) id: 6f8326d110 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年6月14日 13時
