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こうして無事、龍友は仕事前に両親の元に弟を送り届けた。
そして夕方、仕事を終えたAがまた弟の元にやってきた。
「お待たせー」
義母「お疲れ様」
父親は仕事の関係で1泊のみで早く帰ったので、残ったのは義母と妹夫婦だけ。
この日龍友は遅くはならないが、流石に夕飯の時間には来られそうになかったので、家族水入らずで食事に行くことになっていた。
翌日はAも休みなので、テーマパークに遊びに行くことになっている。
これは龍友も一緒に行けることになっており、せっかくなので龍友の妹も一緒に行くことにしていた。
義母「龍友くんに申し訳なかった」
「でも楽しんでたみたいやから、多分大丈夫(笑)」
私そっちのけやった、と言えば、少し安心した様子の義母。
「だって私1人で寝たし(笑)」
義母「そんなにしてくれたんだ(笑)」
ありがたい、と義母が言うと、早速出発することに。
こうして一同は夕食に向かい、その後再び弟だけ泊まりに来ることに。
「ただいまー」
弟「ただいまー！」
「お邪魔しますでしょうが(笑)」
本当に、と言いつつ洗面所で手を洗わせていると、帰宅していた龍友が覗きに来る。
龍「おかえりー」
弟「りゅーちゃんただいま！」
「だからお邪魔しますやって言っとるやろ？」
怒るで、とA。
龍友は手を洗い終えた弟をすぐにリビングに連れて行ったので、その間にAは入浴を済ませる。
「ただいまー」
「「おかえりー」」
2人はソファーに並んで座り、弟のリクエストだったのかアニメを見ている。
「お風呂行ったら？」
龍「りっくん、一回止めてお風呂行かない？」
弟「えー、まだ見たいのにー」
龍「後でも見れるやん(笑)」
行こうや、と龍友が一時停止ボタンを押す。
弟「えー」
「いいから行ってきて？」
弟「姉ちゃんぜったい消さないでよ！」
「ん、わかったけん(笑)」
このままにしとくから、とA。
龍「行こか」
弟「はーい...」
龍「そんなに落ち込まないで(笑)」
行くでー、と龍友は弟の小脇を抱えて浴室へと消えていった。
こうして30分ほどで再び戻ってきた2人。
「おかえり」
「「ただいまー」」
「何でパジャマ着てないの(笑)」
龍「りっくん暑いって言うから(笑)」
「お水いる？」
弟「ほしい！」
「じゃあソファー座ってて？」
そう促して、弟にコップに入れた水を手渡す。
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2021年7月7日 17時
