_________ ページ3
.
龍「最高の気分ですねー(笑)」
「負けた時のことは考えてましたか？(笑)」
龍「負けたらこの部屋で大暴れしようと思ってましたね(笑)」
「ふふっ(笑)」
それおもろい、と想像したのか吹き出すAに、こら、と戯れる龍友。
「ごめんって(笑)」
龍「大暴れしたろかー(笑)」
そう言ってAをくすぐると、2人の笑い声が響き渡った。
「もう、酔いが回るから(笑)」
龍「ごめんって(笑)」
ひとしきり戯れ終わった2人は、残りの飲み物を飲み干し、ベッドに横になる。
「龍友くん」
龍「ん？」
「改めて...よろしくお願いします」
龍「こちらこそ、よろしくお願いします」
「なぁなぁ」
龍「ん？」
どうしたん、と笑いつつAの頭を撫でた。
「私、人妻になんねんけどー(笑)」
龍「ははっ、何それ(笑)」
そうやけどさ、と認めつつも、突拍子もないことを言い出すので、笑いが止まらない龍友。
「なんか言いたくなってん(笑)」
龍「今日のAちゃんおもろ可愛いわ(笑)」
「それ褒めてる？」
龍「褒めてるよ(笑)」
ほら寝よう、とAを抱き寄せる。
本当は愛を確かめたいところだが、Aの眠気が限界にきていることを悟った龍友は、その気持ちをそっと心にしまった。
「ん...」
龍「愛してるで」
「私も好き◎△□※...」
龍「言えてへんし...(笑)」
おやすみ、と額にキスを落としたが、返事はなく寝息が聞こえてきた。
龍友も幸せな気持ちを噛み締めながら、そっと目を閉じ眠りについたのだった。
翌朝、Aはアラームが鳴る前に目を覚まし、暗闇の中で龍友の寝顔を見つめた。
左手の指輪が昨日の出来事を思い出させて、思わず頬が緩む。
まだ寝息を立てている龍友の頬をそっと撫でると、優しく口付けた。
龍「ん...」
「ごめん...」
龍「襲ってんの...」
寝ぼけながらAに抱きつくと、胸元に顔を擦り寄せる。
「それは龍友やん...(笑)」
龍「んー...柔らかい」
「変態」
龍「Aちゃんだって寝てる時にキスしてきたくせに」
そう言うとゆっくりと視界に龍友が入ってくる。
「おはよ」
龍「おはよう」
「まだ起きるまで1時間以上あるし、寝てていいよ？」
龍「1時間以上あるんやったら...したいなー」
「もう...」
龍「昨日我慢してんけど」
「ん...私が寝ちゃったからね」
ごめんね、と頬を撫でると、吸い寄せられるように唇を重ねた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 136人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：べてぃ。 | 作成日時：2021年7月7日 17時
