__ふたりきり__ ページ6
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涼「お邪魔しました」
龍「ほんまやわ」
「そんな怒らんでや(笑)」
涼「じゃ、Aさんといる間は2人で仲良くしてくださいね」
龍「お前がドア閉めた瞬間にするわ」
「それは早くない？(笑)」
龍友の言うことにいちいちツッコミを入れつつ、涼太を玄関で見送った。
龍「やっと帰ったわー」
「そんなこと言わんと(笑)」
龍「だって半月ぶりに会ったのに」
そう言ってAの腰に手を回して、リビングへと戻る。
龍「眠いやろ？お風呂済ませよ」
そう言ってスイッチを入れて、Aと一緒にソファーに座る。
「ありがと」
龍「やっと2人やー」
「ん、そうやね」
少し照れ臭そうに、龍友の肩に頭を乗せた。
龍「毎日忙しいやろ」
「忙しいけど、龍友くんもやん」
龍「Aちゃんよりは全然サーフィン行ったりできてるもん(笑)国際スターには負けるで」
冗談を言いつつ、Aの頭をくしゃくしゃと撫でる。
「ふふっ(笑)」
龍「また可愛い顔するし(笑)」
龍友がチュッと音を立ててキスをすれば、更に恥ずかしそうなA。
龍「なぁ、そんな顔されたらあかんってー(笑)」
「だって嬉しいねんもん(笑)」
イチャイチャとした雰囲気を楽しんでいると、お湯張りの完了を知らせるアナウンスが流れる。
龍「一緒に入る？」
「ん、ええよ？」
よっしゃ、と喜びつつ、2人は浴室に向かった。
お互い洗い終えて、湯船に浸かって寄り添う。
龍「Aちゃんやー」
「くすぐったいから(笑)」
首元に鼻を寄せてくる龍友に、くすぐったそうな様子のA。
龍「だってこうするの好きやねんもん(笑)」
「でもくすぐったいから(笑)」
やめてやー、と龍友の頭を引き剥がすが、なかなか応じない龍友に笑いが止まらないらしい。
しばらくふざけ合って、2人はようやくリビングに戻ってくる。
龍「遅くなったな」
「ん、そやな」
龍「水飲む？」
「欲しい」
Aが言うと、グラスに注いで手渡す。
「ありがと」
龍「それ飲んだら寝ようか」
「ん、そうやね」
龍「明日も仕事やろ？」
「そう」
龍「じゃあ早く寝ないと」
「ありがとう」
こうして2人は手を取り合って寝室に入り、早々に眠りについた。
「おはよう」
翌朝、先に起きたAは朝食の支度をしていた。
龍「しなくてよかったのに」
そう言いながら、後ろから抱き付く。
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2020年4月17日 23時
