__代償__ ページ9
.
すぐにまた着信が入り、電話に出る。
「もしもし...」
裕「何してんねん」
「え、何が...」
裕「今日の合同レッスンの振り、今日の朝一しかできんって言ったの自分やろ」
「え、今何時」
裕「もう8時やけど」
集合時間やけど、と怒り気味の裕太。
「ほんまごめんなさい...」
裕「マンションの下におる」
「え、ほんまに？」
裕「どうせこんなことやろうと思ってん」
「裕太ー」
裕「歯磨いて顔洗ってさっさと降りてきて」
「あい」
裕「返事くらいシャキッとせぇ」
「ごめんなさい...」
そう言って電話を切れば、慌てて寝室を飛び出す。
龍「え、大丈夫？」
「龍友くん、ゆうぴのこと迎え行ってくれへん？下にいる」
龍「え、うん、わかった」
何のことかわからぬまま、龍友はとりあえずエントランスに降りる。
龍「裕太くん、おはよ」
裕「おはよ」
龍「Aちゃんが連れて来てって」
裕「さっさと降りてこいや」
そう言いながら、とりあえずエントランスに入る。
龍「ごめんって」
裕「何で龍友くんが謝るん」
龍「いやー...そのー...」
裕「隠し事できへんの(笑)」
わかってるわ、と言いながら、ちゃっかりエレベーターに乗り込んだ。
龍「Aちゃん慌てて準備してるで」
裕「のんびりしてたらしばくわ」
龍「しばかんとって(笑)」
そんな会話を交わしていれば、あっという間に龍友の部屋に着く。
裕「おい、はよせぇ」
「待って待って、もうできるから！」
裕「何してんねん自分」
「本当に本当にごめんなさい」
そう言って慌てて鞄を持って玄関にやってきた。
「あ、やめて、若、ママ行かなあかんねん」
足にまとわりつこうとする若を龍友が抱き上げる。
龍「ほんまAちゃんのこと好きやねん(笑)」
裕「呑気なこと言ってんなよ」
龍「ごめんなさい」
「龍友くんも怒られてるやん(笑)」
裕「自分やろ！」
「ごめんってばぁ...」
靴履けた、とAは家を出れる様子。
龍「行ってらっしゃい」
「行ってきまーす」
裕「後でなー」
龍「はーい」
こうして2人はスタジオへと急ぐ。
裕「どうせこんなことやと思ったわ」
「申し訳ありません」
裕「後でストーリーに反省動画晒したるわ」
「う...あかん」
裕「じゃないと許さん」
「わかったよ...ほんま怖い。鬼や」
裕「それ俺がAちゃんに言ってることやん(笑)」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 180人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
べてぃ。(プロフ) - a0217kさん» コメントありがとうございます。亀更新が予想されますが、これからもどうぞよろしくお願いします(^^)もうしばらくお待ちください！ (2019年10月7日 23時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
a0217k(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2019年10月7日 22時) (レス) id: 76ac5f2d97 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年10月7日 19時
