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この日は隼と一緒の仕事だったので、遅れて楽屋に入ると不機嫌そうな顔をしている。
しかし事情を説明すると、今度は一変して心配の表情に変わる。
隼「Aちゃんそんなとこまで来てるんだ」
裕「ん...龍友くんも、相当やられてると思う」
隼「だろうね...ほんまに別れたん？」
裕「2人はそう言ってるけど、2人とも好きで別れたんちゃうって感じ」
隼「とりあえずは龍友くんの前でAちゃんの名前は禁句だね」
裕「ん...そうやな」
俺からみんなに言っとくよ、と隼は全面協力してくれた。
夕方ごろ、事務所でパフォーマー達がリハーサルをしていると、龍友がやって来た。
龍「裕太くん、ちょっといい？」
裕「あ、うん...」
パフォーマーには隼から直接報告されていたので、一同は何もなかったように振る舞った。
涼太も連絡をもらっていたので、きっと何もなかったように行かせてあげたのだろう。
龍「これ」
裕「え？」
龍「返しといて。Aちゃんの部屋の合鍵」
裕「いや、そこまでせんくても」
龍「これは流石に持ってたらあかんやろ。荷物は追々でもええけど」
返しといて、と念を押される。
裕「...わかったけど」
龍「ごめんな、いっつも裕太くん巻き込んで」
裕「俺は平気やから」
龍「じゃ、そういうことやから、よろしく」
それだけ言って、龍友は去ってしまった。
この時、裕太はこの状況を改善しようと、ある案を思いついた。
家に帰ると早速、そのための準備に取り掛かる。
「おかえりー」
料理をして、Aが出迎えてくれた。
裕「ただいま」
「居座ってるから料理くらいって思って」
裕「1人で買い物行ったん」
「それくらい行けるわ(笑)」
バカにせんとって、と笑うA。
裕「なぁ、Aちゃん」
「ん？」
裕「大きな仕事って、俺らのツアーまでMV撮影くらいやんな」
「んー...まぁ、一応」
裕「マネージャーさん岩崎さんやっけ」
「ん、チーフはそう」
何でそんなこと聞くん、と不思議そうなA。
裕「病院行こ。今、事務所のカウンセラーの人にちゃんとしたところ探してもらってるから」
「え？」
裕「このままじゃあかんやろ。玲於にも言われたやん。やっぱ、最初からそうするべきやってん。俺もついて行くから、ちゃんとケアしてもらおうや」
Aの目を見て、まっすぐにそう告げると、Aは静かに頷いた。
【(��)年上彼女と同棲する方法】by べてぃ。
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べてぃ。(プロフ) - a0217kさん» コメントありがとうございます。亀更新が予想されますが、これからもどうぞよろしくお願いします(^^)もうしばらくお待ちください！ (2019年10月7日 23時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
a0217k(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2019年10月7日 22時) (レス) id: 76ac5f2d97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年10月7日 19時
