__頭と心__ ページ45
ASide.
頭ではわかってるけど、なかなか心が追いつかへん日が続いた。
龍友くんに申し訳ないって、思っていながらもこの滞在期間中は結局ゆうぴの家で過ごした。
そして私は今、また韓国にやってきた。
今回の3日間の滞在で、長かった韓国生活は一旦幕を閉じる。
そう思うと、自然と心も軽くて、何となく頑張れる気になれた。
前回の一件を踏まえて、今回は極秘入国にしてくれたマネージャーさんに感謝やな。
私は音楽番組の収録とか、また新しく貰った案件の打ち合わせをして、この滞在期間を乗り切った。
一旦、韓国での目立った活動はなくなるから、ということで、今までで一番多くの人達が空港にお見送りに来てくれた。
実際は関わりあるんやし、そんな大げさにせんくていいのに、とか思いながらも、いつも通り笑顔で手を振って通り過ぎることができた。
そして今、また東京に戻ってきてんけど...
裕「夕飯何にする？」
結局また、ゆうぴに甘えてしまった。
こんなんやから、ゆうぴが新しい恋に進まれへんってわかってんねんけどなー...
頭と心が全然一致してくれへん。
ここ2週間くらいずっとこうやん。
龍友くんにも、まともに連絡してへんくてほんまに申し訳ない。
それでもいいで、って言ってくれんねんけど...
裕「なぁ、聞いてる？」
「え？何やっけ」
裕「やから、夕飯どうするって」
「あー...なんか作ってもいいけど」
裕「でも帰ってきたばっかで疲れてるやろ」
「そうやけど」
裕「じゃあ今日も●ーバーしよ」
「え、いいん」
裕「だって申し訳ないし」
「自分で作ろうって気はないん」
裕「ないなー。得意ちゃうもん」
悪びれもせずにそう言ってるけど、外食じゃなくて出前にしてくれるところがゆうぴの優しさやねんな。
また、甘えてる。
裕「何にしようかなー」
あれもいいけどこれもいいな、って1人で喋ってるゆうぴが、なんか可愛く感じた。
結局あーだこーだ言いながらタクシー乗ってたら、あっという間にゆうぴんちに着いた。
「あ、龍友くんから電話来てた」
裕「掛け直してやって」
ゆうぴに言われて、とりあえず発信ボタンを押した。
龍「もしもーし」
「ごめん、今気付いて」
龍「無事に帰ってきたならええよ(笑)おかえり」
「ん、ただいま」
龍「もう裕太くんち着いたん」
「ん、今着いたとこ」
龍「夕飯どうするん？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 180人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
べてぃ。(プロフ) - a0217kさん» コメントありがとうございます。亀更新が予想されますが、これからもどうぞよろしくお願いします(^^)もうしばらくお待ちください！ (2019年10月7日 23時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
a0217k(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2019年10月7日 22時) (レス) id: 76ac5f2d97 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年10月7日 19時
