__甘え放題__ ページ42
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翌日、少し調子が戻ったAは、MVの打ち合わせと韓国での新しい依頼の打ち合わせを行っていた。
午後のレッスンもしっかりとこなし、いよいよ裕太との振り入れの時間がやってきた。
ちょうど時間ができたと言い訳を付けて、HIROもAの様子を見にやって来た。
「大丈夫ですよ、本当に」
H「大事な時期だから、しっかり見とかなきゃ」
あと2人のコンビネーションもね、と付け加えられ、振り入れは開始した。
裕「パッパ、てしたら、そのままターン」
「はい」
裕「んで、ポーズ、ポーズ」
「ここ私が決めるん」
裕「ん、そう」
「はい」
裕「そこまでいい？」
「一回曲なしでやりたい」
いつもの調子で進んでいき、順調に思えたが、Aの顔色がだんだんと悪くなってきた。
H「休憩しよ。中務一緒にいてやって」
そう言ってスタッフ達から遠ざけて、裕太と2人で隅の方に座る。
「ごめん、集中力切れたら、思い出してしまった...」
裕「大丈夫やから」
少し息が荒く、裕太は抱きしめて背中をさする。
「ゆうぴ...」
裕「ん？」
「嫌や...私」
裕「何が嫌なん？今日やめとく？」
「ちゃう...普通にしたいねん」
裕「わかってるよ」
しんどいな、ときつく抱きしめれば、裕太の胸で泣いてしまったA。
裕「泣いていいから、おるから」
「ん...ごめん」
裕「もうしばらく休もう」
「ん...」
裕太はスタッフに目で合図して、しばらく中断してもらった。
「ゆうぴ...」
裕「ん？」
「ありがと」
裕「別に何もしてへんよ」
「おってくれるだけでいいねん」
裕「そんなんいくらでもおるわ」
「ん、ありがとう」
好きやで、と言えば、俺も、と裕太。
こうして結局1時間近く中断して、再び再開された。
その後は無事Aも回復して、すんなりと振り入れは終わった。
裕「帰ろうか」
「うん」
裕「夕飯は●ーバーイーツやな」
「ん、そうしよ」
Aは今日も裕太の手を握って、事務所を後にする。
「あ、AKIRAさん！」
A「お疲れー！どうしたの？手なんか繋いで(笑)」
何も知らないAKIRAは少し気まずそう。
裕「浮気ちゃいますから(笑)」
A「ならいいけどさ(笑)」
「甘えちゃって(笑)」
A「大丈夫？なんか顔色悪くない？」
「大丈夫です。今日踊り倒してたんで(笑)」
A「相変わらずだな(笑)また一緒に踊りたいな」
「私もそう思ってます」
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べてぃ。(プロフ) - a0217kさん» コメントありがとうございます。亀更新が予想されますが、これからもどうぞよろしくお願いします(^^)もうしばらくお待ちください！ (2019年10月7日 23時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
a0217k(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2019年10月7日 22時) (レス) id: 76ac5f2d97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年10月7日 19時
