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裕「今は平気」
そう言って携帯に目を向ける裕太。
「なぁなぁー」
裕「何？」
「ゆうぴ今日泊まるやろ？」
裕「いいけど」
「明日夜振り入れやん」
裕「やな」
「明日も泊まるやろ？」
裕「そんな泊まって欲しいん」
「あかん？」
裕「いいけど、俺やってマイロとアルビーおるから、ちょっとくらい家に寄らせてや」
「じゃあ私が泊まりに行っていい？」
裕「明日？」
「うん」
裕「龍友くんに聞いて」
「ん、わかった」
龍友の返答は想定しているので、すでに泊まりに行く気で嬉しそうなA。
裕「一気飲みすんなよ」
「わかってるもん」
そう言いながら、さっきからグビグビと飲んで、もう缶の中はほぼ空のようだ。
裕「龍友くん、もう少ししたら出れるって」
「ん、わかった」
裕「あと30分くらいかな」
「そうやなー」
裕「起きて待っててあげてや(笑)」
「起きてるよ(笑)」
裕「めっちゃ心配してたから」
「ん、わかってる」
そう言いながら、裕太にもたれかかってあくびをしている。
犬達もそんなAに寄り添って、ボーッとしている。
「なんか...」
しばらく無言だったのに突然口を開くので、裕太は思わず携帯を置いた。
裕「どうしたん？」
「疲れた...今日、ほんまに」
遠くを見つめながら言うAに、かける言葉が見つからず、ただ頭を撫でる裕太。
「なんか...しんどいな」
裕「ん...しんどいな」
「ずっとこの調子なんかな」
裕「どうやろ...俺には分かれへん」
「ずっとこの調子やったら...結構しんどいな」
横目にしか見えないが、Aはそう言うと目を瞑ったようだった。
裕「...しんどいな」
頭を撫でながら言ったが、特に返答はなく、そのまま2人は無言だった。
龍「ただいま！」
30分ほどで慌ててリビングに入ってきた龍友。
裕「おかえり」
「ん...？龍友くん？」
龍「Aちゃん...」
ほんま心配した、と眠気まなこのAのことはそっちのけで抱きしめる。
「ん...ごめん」
龍「ケガないん？」
「ないよ(笑)いきなり近付いてきたからびっくりしただけ」
龍「他は？どこがしんどい？」
裕「Aちゃん全体的にしんどいらしいから、そっとしてやって」
龍「あ、ごめん...」
「平気やで」
裕「俺シャワーしていい？」
龍「あ、うん。どうぞ」
裕太が立ち上がり、代わりに龍友がAに寄り添った。
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べてぃ。(プロフ) - a0217kさん» コメントありがとうございます。亀更新が予想されますが、これからもどうぞよろしくお願いします(^^)もうしばらくお待ちください！ (2019年10月7日 23時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
a0217k(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2019年10月7日 22時) (レス) id: 76ac5f2d97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年10月7日 19時
