_________ ページ31
.
タクシーに乗り込み、いつものスーパーへと向かう。
裕「昨日忙しかったらしいやん」
「今日も忙しかったわ」
裕「レコーディングしたん」
「ん、した。昨日も今日も」
裕「スケジュール詰まってんな」
「でもその方がいい。韓国での仕事が終わった後で休めるようにって、そうしてくれてるし」
裕「同時進行のがええか」
「ん、そういうこと」
この後は特に会話もなく、タクシーの車内で過ごした2人。
スーパーに着き、足りない材料を買い足す。
たった10分程度の滞在時間だというのに、Aはいつもより周りを気にしているように見えた。
裕「どうしたん」
「え？何もないで？」
そう言ったAの顔色は少し悪そうに見えた。
裕太はAの腰に手を回し、自分の方に引き寄せる。
裕「誰もAちゃんのこと見てへんよ。俺がおるから」
そう言って頭を撫でれば、安心した様子のA。
そのままレジに向かって、会計を済ませる。
『こんばんは』
「こんばんは。久しぶりやな？」
『お久しぶりです！あの、デビューおめでとうございます』
「ありがとう(笑)知ってたんや」
『インスタ見てるんで(笑)』
「そうなんや(笑)ありがとう」
『今日は龍友さんじゃないんですね(笑)』
仲良く寄り添った裕太との姿を茶化してくる。
「ん、そうやねん(笑)」
内緒やでー、とおどければ、わかりました、と言われる。
こうして2人はスーパーを後にした。
裕「久々のオムライスやー」
「はいはい」
裕「めっちゃ楽しみにしててんけど」
「すぐ出来ますから待ってて下さいねー」
裕「はーい」
犬達と戯れながら、裕太は楽しそうに夕飯を待つ。
そろそろ出来上がるという時に、龍友も帰ってきた。
龍「ただいまー。うまそうな匂いする」
「おかえり。もうすぐできるで」
龍「手洗ってくるわー」
そう言って手洗いを済ませて、裕太とともにダイニングテーブルに腰掛ける。
「はい、できましたー」
どうぞ、と差し出せば、すぐに食べ始める2人。
裕「めっちゃ腹減ってた」
龍「僕も」
うまい、と言いながらガツガツと食べる2人。
「一応大盛りにしたけど」
龍「ん、ありがとう」
裕「うまい」
「それはどうも」
Aも座って、一緒に食べ始める。
龍「明日は？仕事どうなってるん」
「明日も打ち合わせとか衣装合わせとか色々あるな」
裕「売れっ子やんけ」
「んなわけあるか(笑)」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 180人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
べてぃ。(プロフ) - a0217kさん» コメントありがとうございます。亀更新が予想されますが、これからもどうぞよろしくお願いします(^^)もうしばらくお待ちください！ (2019年10月7日 23時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
a0217k(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2019年10月7日 22時) (レス) id: 76ac5f2d97 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年10月7日 19時
