__堪能__ ページ17
.
「結局こうなるよな(笑)」
龍「まぁ、分かりきってたやろ(笑)」
2人は近くにあった焼肉店に来ていた。
「ここ結構有名なんやって」
龍「そうなんや」
「適当に頼むで？」
龍「ん、お願いします」
通訳と注文はAに任せて、肉が運ばれてくるのを待つ。
龍「結構日本人もいるやん」
「やなー」
龍「そんな有名なんや」
「おいしいんやで」
龍「そっかー。楽しみやな」
お腹すいた、と龍友。
「明日何しようか」
龍「Aちゃんはいっつも何してるん」
「んー、カフェ行ったり、最近はレッスン受けに行ったりしてるからなー。あんま観光とかしてへん」
龍「裕太くんとどこ行ったん」
「あー、なんか韓国のお城みたいなん見に行ったりしたな」
龍「へー、それも楽しそう」
「そういうとこにもおしゃれなカフェあったりすんねん。日本でいう古民家カフェみたいな」
龍「それもよさそう」
「あとはそうやなー。遊園地とかもあるし、時間はゆっくりあるから、どこでも行けるで」
Aは朝10時からレッスンが1時間だけあるが、龍友は夜中の便で帰ることになっているので、時間はたっぷりと準備できている。
龍「なんかアクセサリーとか買えるところ行きたいな」
「そんなんいっぱいあるよ」
龍「お揃いでなんか買おうや」
「ん、いいけど」
淡々と答えているが、嬉しそうにしているA。
「じゃあー...」
そう言って何やら検索している様子。
「ここは？」
Aが提示したのは、刻印などをしてもらえる韓国でカップルがよく利用するアクセサリーショップ。
龍「ええやん」
そこにしよう、と龍友。
「今日夜ずっと開いてるおろし市場みたいなとこ行こか」
龍「お、ええやん」
「洋服とかめっちゃ安くてびっくりすんねん」
龍「見てみたい。Aちゃんとならどこでもいいけどな？(笑)」
少し照れ臭そうにそう言うと、Aも同じようにする。
肉を焼いてくれてた店員が、付き合いたてですか？、とAに尋ねる。
「そうでもないんですけどね。初めて旅行するんです」
そう韓国語で答えると、じゃあサービスしときます、と何やら肉を追加で持ってきてくれた。
「初旅行のサービスやって(笑)」
龍「え、ほんまに？」
「うん、よかったな？」
ありがとうございます、と拙い韓国語で龍友が伝えれば、店員も微笑ましそうにしていた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 180人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
べてぃ。(プロフ) - a0217kさん» コメントありがとうございます。亀更新が予想されますが、これからもどうぞよろしくお願いします(^^)もうしばらくお待ちください！ (2019年10月7日 23時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
a0217k(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2019年10月7日 22時) (レス) id: 76ac5f2d97 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年10月7日 19時
