【HQ/主将組】オ オ カ ミ 教 育 。

7. 居眠り ページ7

*




「え、大地 寝てる?」




庭にある花に水やりをしていると
大地がベンチで寝ていた。

うっかり寝ちゃうなんて珍しい。




「おーい」

澤村「ん…」

「起きてよ」




何度言っても起きないので
頬をムニムニとつつく。

あ、柔らかい。




「抱きついちゃうよ」

澤村「…」

「え、本当に生きてる?」




なかなか目を覚まさないので
不安になって顔を近づける。

いや、息はしてるよね うん。




「大地ってば、っとと… え!?」




突然 腰に腕を回され
ギュッと抱き締められた。

大地め、狸寝入りしてたな。




澤村「驚いたか?」

「そりゃ驚くよ」

澤村「そうか!!」




大地が満足そうに笑った。

腰に回す腕の力が強くなって
密着度がさらに上がる。




「苦しいよ、もう離して?」

澤村「まだこの状態でいたい」

「なにそれ」




大地が抱きついて離さないので
しばらくの間この状態でいた。

大地、温かいな。




「大地 あったかいから眠くなってきた」

澤村「獣人は人より平熱高いからな」

「そうなんだ」




ポカポカの日差しと大地の体温で
私の眠気がピークに達した。




*

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