【HQ/主将組】オ オ カ ミ 教 育 。

41. 幸せの感じ方 ページ41

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両手の包帯もとれて
元の生活が戻ってきた。

私は自分の両手を見てから
みんなのもとまで走った。




及川「すごい勢いでAがこっち来てる」

黒尾「うわっ、なんだあれ」

二口「俺たち 何かしましたっけ」

木兎「俺は何もしてないからな!?」




みんなの言葉は無視して
1人ずつ順番に抱きついた。

キョトンとした顔で
見つめられて思わず笑う。




「いつも ありがとう!!」




自分ができる最大限の笑顔で
みんなにお礼を言った。

若利がギュッと私を抱き締める。




及川「ちょっ、抜け駆け禁止ｯ」

木兎「ずりいぞ、俺も!!」




6人に同時に抱きつかれ
苦しいうえに熱い。

なぜか目頭が熱くなって
涙が出るのがわかった。




二口「えっ」

澤村「泣かしたの誰だ!?」

「違う違う、ごめん」

木兎「わかった、嬉し泣きだろ!!」

「そう、それ 嬉し泣き」




今ある幸せを大切にしよう。
そう思った夕方だった。




*

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