【HQ/主将組】オ オ カ ミ 教 育 。

40. 薬草採集係 ページ40

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薬草を採集しようと
森に出かける。

玄関辺りで光太郎に
声をかけられた。




木兎「俺も行く、そんで手伝うｯ」

「えー、いいよ。どれが薬草かわかんないでしょ」

木兎「でも その手じゃ採集できないだろ」

「たしかに…」




私の少ない稼ぎは薬草採集
によって賄われている。

仕方なく光太郎と一緒に
森の中を歩いた。




木兎「これっ、薬草っぽい!!」

「まって、それ 毒キノコだからｯ」

木兎「そうなのか?」

「そもそも見た目からしてキノコじゃん!?」




光太郎が毒キノコを食べそうで
ハラハラしてしまう。

注意を払いながら薬草を探した。




「あっ、あったよ。薬草」

木兎「おー、薬草っぽい!!」

「これが本物、薬草採ってくれる?」

木兎「おう、任せろｯ」




真剣な顔の光太郎が
丁寧に薬草を採った。

頑張ってるなあ、なんて
思いながら様子を見守る。




木兎「いっぱい採れたな!!」

「うん、ありがとう」




数時間 薬草採集をして
けっこう薬草が集まった。

そろそろ帰ろう、と
光太郎に声をかける。




木兎「俺 役に立った?」

「うん!! 助かったよ」

木兎「じゃあ、ご褒美くれｯ」




光太郎がしゃがんで
私のほうを見る。

ハッとして頭を撫でた。




木兎「俺 こうやって頭撫でられるの好きだ!!」

「じゃあ もっと撫でてあげる」




髪の毛が乱れるくらい
たくさん撫でてやった。

光太郎が私に笑顔を向ける。




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