【HQ/主将組】オ オ カ ミ 教 育 。

36. お風呂係 ページ36

*




「まって 堅治、お願いｯ」




服を無理やり剥がされて
タオルを巻きお風呂に入る。

堅治は私の髪を洗い終わると
体まで洗うと言い始めた。




「体は洗わなくていいからｯ」

二口「何言ってんすか、汚いですって」

「ムリムリ ほんとムリ、自分で洗う」


二口「包帯巻いてビニール袋被せてる手じゃ

体を洗うのなんて無理っすよ」


「できるよ、こう 押さえつけながら洗うｯ」

二口「じゃあ もうそれでいいです」




体を洗われずに済んで
ホッと息を吐いた。

全裸見られるなんて
耐えられない。




「堅治は泡立てたら私にちょーだい」

二口「わかりましたよ」




泡立ったボディタオルを受け取り
押さえつけながら体を洗う。

背中はさすがに洗えなくて諦めた。




二口「背中はやりますよ」

「…背中はいっか、お願い」




洗っている途中で堅治が
私の首に腕を回してきた。

グイッと後ろに引っ張られ
振り向くと赤い顔が見える。




「大丈夫!? のぼせた?」

二口「なんか恥ずかしくなってきて」

「今さら!? やめて 私も恥ずかしくなるから」

二口「…Aさんの肌 柔らかそうっすね」




目が合ってしまい
慌てて前を向く。

堅治め、悪い子だ!!




二口「洗い終わりましたよ」

「うん、ありがと」




お風呂のせいか堅治のせいか
体が熱くて仕方なかった。




*

37. 歯磨き係→←35. ご飯係

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す